旅館、民宿はどうやってVrboをインバウンドに活用すべきなのか?
Vrboは1995年にアメリカでVrbo(Vacation Rentals by Owner)として創業したバケーションレンタルサービスです。
元々は物件の所有者が利用していない期間に短期間で利用者を探す際の予約サービスを提供しており、世界190ヵ国以上 200万件以上の物件を取り扱っています。2006年にHomeAwayに買収されたのち、2015年にHomeAwayがExpediaに買収されました。
これにより現在は月間に7,500万人もの利用者がおり、世界最大の旅行サイトとしても知られているExpedia Groupの傘下として運営しています。創業国であるアメリカでは非常に認知度が高く、Googleにおける検索ボリュームもVrboがHomeAwayよりも多いことも特徴です。
現在はコンドミニアム以外にも、ホテルや一軒家など幅広い宿泊施設を取り扱っています。本記事ではVrboに掲載されている施設の中でも、旅館や民泊について掲載されている事例について紹介します。
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Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >民泊事業会社「楽天LIFULL STAY株式会社」のVrbo活用事例
2019年11月、「HomeAway」が「楽天LIFULL STAY株式会社」との事業提携を発表しました。
楽天LIFULL STAY株式会社は、楽天グループの中で民泊事業を担う会社で、株式会社LIFULLとの共同出資によって2017年に設立され、日本最大級となる民泊予約サイト「Vacation STAY」を運営しています。楽天は民泊事業以外にもあらゆる事業を提供しており、それらのサービスを利用するため6,000万人以上の会員がいるほか、全国の地方自治体とのネットワークも強力です。
一方LIFULLは800万件以上の不動産や住宅情報を発信するサイトを運営しており、不動産方面で強力なネットワークを持っています。HomeAwayと楽天LIFULL STAY株式会社の業務提携により、楽天LIFULL STAYが運営する「Vacation STAY」に掲載されている施設の在庫がHomeAwayに供給されるようになりました。
これによりVacation STAYに掲載されている施設がHomeAway上でも予約できるようになります。日本国外で多く利用されているサービスに掲載することで、インバウンド需要の取り込みに期待ができます。
旅館「四万温泉 一花館」のVrbo活用事例
続いて紹介する事例は、実際にVrboに掲載されている宿泊施設、「四万温泉 一花館」です。
四万温泉 一花館は群馬県吾妻郡にある旅館で、半露天風呂が付いた伝統的な旅館の客室以外にも、ひのきの露天風呂がついた特別な客室まで客室の種類が幅広く、旅行の目的に合わせた客室を選べることが特徴です。
客室の風呂以外にも大浴場も用意されており、日本の旅館ならではの広い温泉につかりたいという需要も満たせます。また四万温泉 一花館は「ぐんま地産地消」にも取り組んでおり、季節に合わせた地元の旬の食材を使った料理を提供しています。
Vrboの宿泊施設の情報が掲載されているページには、文章で施設の魅力について紹介されているほか、写真を掲載して旅館について知らない訪日外国人観光客にもわかりやすいように情報を提供していることが特徴です。
ページの下部には英語での対応ができる旨も書かれており、日本語が話せない外国人でも安心して予約できるよう配慮されています。またVrboのサイトには予約できる日が視覚的にわかりやすいように、カレンダーに予約できない日がグレーで表示されています。
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