レストラン・カフェはどうやって通販・越境ECをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、レストラン・カフェが通販・越境ECを活用することでインバウンド集客する事例が増えています。レストラン・カフェの通販・越境ECを活用した成功事例では、効果的にマーケティングを行えています。このページでは、レストラン・カフェのインバウンド対策やインバウンド集客における通販・越境ECの活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- レストラン・カフェ×通販・越境EC事例その①:株式会社フレンバシー:「TOKYO Dinner Ticket(東京ディナーチケット)」をサービス開始
- レストラン・カフェ×通販・越境EC事例その②:飲食店向け鮮魚ECサイト「いなせり」 関東1都7県への即日配送サービスを開始
- レストラン・カフェ×通販・越境EC事例その③:事業拡大により東京本社オフィスを増床 DEAN & DELUCA監修による初のオフィス内カフェをオープン
レストラン・カフェの通販・越境ECによるインバウンド対策やインバウンド集客には、訪日中ではない外国人にもマーケティングできるというメリットがあります。インバウンド業界でよく用いられる用語の一つに「旅マエ・旅ナカ・旅アト」というものがあり、これはそれぞれ「訪日前・訪日中・訪日後」を表します。通販・越境ECは特に旅マエや旅アトの、日本にいないインバウンドにマーケティングをする手段として利用されています。たとえば、訪日中に気に入った食品がありこれを自分の国に帰っても食べたい、というインバウンドからのニーズがあった場合、その食品を取り扱うメーカーが越境ECサイトに出店していれば、外国人は自分の国でもその食品を手に入れられるということです。通販・越境ECを利用することで、旅アトにもマーケティングのチャンスを広げることができます。
ここでは、レストラン・カフェという業界・業種における通販・越境ECによるインバウンド対策事例を紹介していきます。
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「広告運用」の資料を無料でダウンロードする「越境ECサイト制作」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロードする株式会社フレンバシー:「TOKYO Dinner Ticket(東京ディナーチケット)」をサービス開始
株式会社フレンバシーは、訪日外国人向けの日本食レストラン予約サイト「TOKYO Dinner Ticket(東京ディナーチケット)」をサービス開始したことを発表しました。今回発表された「TOKYO Dinner Ticket」は、急速に増加する訪日外国人をターゲットとするインバウンド新サービス。都内の日本食飲食店に特化し、訪日外国人の使いやすさにこだわった設計で、日本食を紹介し、予約までサポートするというものです。これまで、寿司や天ぷら、すき焼きなど、定番の日本食メニューの訪日外国人向けレストラン予約サイトはあったものの、焼き鳥・串揚げ・おでんといった様々な『日本食を楽しみたい』というニーズに応えるサービスはありませんでした。しかし、今回の「TOKYO Dinner Ticket」は、あらゆる日本食レストランを網羅し、訪日外国人の食の体験を豊かにしていくとしています。
「TOKYO Dinner Ticket」で予約できるメニューは、夕食のコース料理のみに限定しています。訪日外国人は写真付きのコース料理で内容を把握しやすく、事前に出される料理を決定しているのでレストランで悩むこともなくなります。また、コース料理にこだわる理由としては、店側のニーズも考慮。英語ができる店員がいない、英語のメニューがないといった日本食店でも安心して迎え入れることができるとのこと。フレンバシーは、年間利用者50万人を目標として掲げています。
飲食店向け鮮魚ECサイト「いなせり」 関東1都7県への即日配送サービスを開始
日本エンタープライズの子会社のいなせりは、築地市場の水産仲卸業者団体、東京魚市場卸協同組合と共同で展開する、飲食店向けの鮮魚のECサイト「いなせり」において、関東1都7県への即日配送を開始しました。飲食事業者は即日配送へのニーズが高く、即日配送サービスを始めることで、さらなる取引拡大につなげる見通しです。「いなせり」は東京魚市場卸協同組合に加盟する仲卸業者が鮮魚などを出品し、登録した飲食事業者が購入できるBtoBマーケットプレイス。開始時点で、参加仲卸事業者数は約30社、登録飲食事業者数は約70社で、掲載している商品点数は約400商品となっていました。「いなせり」では当初から豊洲市場の新施設で十分なスペースを集荷・仕分け用に確保して、市場の食材を関東1都7県へ即日配送する予定でした。しかし、移転延期を受け、築地市場内の小規模なスペースしか活用できなくなったため、即日配送に対応できずにいました。
今回、築地市場内に十分なスペースを確保できたため即日配送サービスを始め、今後、参加仲卸事業者数、登録飲食事業者数ともに増やし、事業の拡大を進めつつ対象地域を全国に広げることも計画しています。
事業拡大により東京本社オフィスを増床 DEAN & DELUCA監修による初のオフィス内カフェをオープン
中国消費者向け日本商品特化型越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営するインアゴーラ株式会社は、事業拡大に伴い、2018年6月1日(金)に東京本社オフィスを増床しました。これに伴い、食のセレクトショップ「DEAN & DELUCA」を展開する株式会社ウェルカム監修のカフェ「Inagora Cafe THE TASTING EXPERIENCE DEAN & DELUCA CAFE」をオフィス内に新設。
増床スペースに新設した「Inagora Cafe」は、食のセレクトショップDEAN & DELUCAの監修を受けた本格的なカフェで、DEAN & DELUCAが厳選したクオリティの高い豆を使用したコーヒーやラテ、アールグレイ、カモミールなどの各種ティー、ジュースなどを提供します。空間デザインにおいても監修を受け、街中にある同カフェのような上質でありながらカジュアルな雰囲気で、従業員がリフレッシュでき且つ、お客様をおもてなしできるような快適な空間を創出しました。また、各種セミナーやパーティーなど用途に応じ様々なスタイルで利用できる多目的スペースとして、お取引先企業様へのお貸し出しも予定しています。DEAN & DELUCAのケータリングサービスによるフードの提供によりビュッフェスタイルから着席スタイルまで、ニーズに合わせたプランを用意しています。