体験・アクティビティはどうやってインフルエンサーをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、体験・アクティビティがインフルエンサーをインバウンド集客で活用する事例が増加しています。インフルエンサーを用いた体験・アクティビティのプロモーションの成功事例では、インバウンドに関連するデータを、収集し解析することで効果的なインバウンド対策を実施できているようです。
このページでは、体験・アクティビティのインフルエンサーのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- 体験・アクティビティ×インフルエンサー事例その①:アメリカ人YouTuberの「東京でやるべき22のこと」を紹介した動画が大人気!/意外なコンテンツも
- 体験・アクティビティ×インフルエンサー事例その②:アメリカ人フードファイター、相撲部屋で力士体験/動画は120万再生回数で大人気
- 体験・アクティビティ×インフルエンサー事例その③:カナダのYouTuber夫婦が公道カート「マリカー」を体験!実際のゲームさながらに編集した動画を公開
インフルエンサーを活用した体験・アクティビティのインバウンド対策やインバウンド集客のメリットは、ターゲットとする客層に効率的にプロモーションできることや、顧客に見てもらいやすいということです。PRを行いたい客層に人気のあるインフルエンサーを起用すれば、そこに焦点をあててプロモーションを行えます。また、広告があふれる現代において企業からのPRや情報発信をよく思わない顧客も多くいますが、顧客にとって親近感のあるインフルエンサーが紹介することで、嫌悪感を抱かせることなくPRできます。
ここでは、体験・アクティビティという業界・業種におけるインフルエンサーを活用したプロモーションの事例を紹介していきます。
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「Red Dragon Diaries」という人気のYouTubeチャンネルで2015年に公開された「22 Things To Do in Tokyo, Japan (MUST SEE Attractions)」という動画が、再生回数92万回を超える大反響を呼んでいます(記事執筆時点)。
このチャンネルは、韓国で英語を教える仕事をしているアメリカ人のTom Gates(トム・ゲイツ)によって運営されています。普段は韓国の食や韓国の生活習慣など韓国に関するトピックから、英語の教え方、韓国語の習得法などを投稿しています。
「Travel: Things to do In…」という旅行に関するカテゴリの動画も人気です。このシリーズは、「22 Things To Do in Tokyo(東京でやるべき22のこと)」以外にも、京都や大阪、ソウルや台北などのバージョンがあります。
「22 Things To Do in Tokyo」では、東京でやるべきこと・行くべきところ22個をピックアップし、トムが紹介しています。東京タワーや浅草寺、明治神宮など有名な観光地も入っていましたが、両国国技館での相撲観戦や、ダイバーシティ東京などもあげられていました。また、観光の合間には焼き鳥やたこ焼き、そばなどの日本食を食べ、東京で楽しめるコンテンツを幅広く紹介しています。コメントも400件以上寄せられ、訪日前の訪日外国人などの参考になっているようです。
アメリカ人フードファイター、相撲部屋で力士体験/動画は120万再生回数で大人気
2013年、人気YouTuberのFurious Peteが日本で相撲体験をしている様子を紹介した動画が公開されました。
ピートはカナダ出身のフードファイターで、彼が運営するYouTubeチャンネルでは、世界各地で食べ物を食べまくる大食い動画や、トレーニング動画が公開されています。
日本にやってきたピートは、日本の相撲部屋で相撲体験をしました。動画はふんどしを巻くところから始まり、部屋の力士に四股を教わったり柔軟をしたりします。その後は実際に土俵にあがり、力士と対戦します。稽古のあとは力士たちと一緒に食事をし、ピートのフードファイターらしい食べっぷりは力士たちを驚かせていました。
動画の最後で、ピートはとてもユニークな経験だったと言っています。動画の再生回数は120万回を超え、2000件近くのコメントが寄せられています(記事執筆時点)。海外の相撲への関心の高さがうかがわれ、日本の伝統的スポーツとしての相撲は、インバウンドの立派な観光資源でもあるということがわかります。
ピートが相撲体験を行った部屋の名前は明かされていませんでしたが、隠岐の海と対戦したと言っていることから、墨田区にある高砂一門の八角部屋と思われます。
カナダのYouTuber夫婦が公道カート「マリカー」を体験!実際のゲームさながらに編集した動画を公開
カナダ人夫婦のSimonとMartinaは、2人でYouTubeの公式チャンネル「Simon and Martina」を運営しています。2人は7年間韓国で暮らしたあと日本に来て、グルメや旅行、アクティビティなどをテーマにした動画を公開しています。
チャンネル登録数136万を超える人気YouTuberである2人は、2016年に公道カート「マリカー」を体験したときの様子を公開しました。マリカーは、任天堂の人気ゲーム「マリオカート」に出てくるマリオやルイージなどのコスチュームを着て、渋谷や秋葉原などの公道をゴーカートで走るというアクティビティです。2018年9月に任天堂が著作権の侵害であるとマリカーに訴訟を起こし、勝訴したことでも話題になりました。
今後の営業も危ぶまれているマリカーですが、ゴーカートで大きい道路を走るという非日常的な体験ができる、と訪日外国人には依然として大人気です。
サイモンとマルティナが公開した動画では、2人を含む計5人がマリカーを体験しています。編集で音声を変換して実際のキャラクターのような声にし、音楽もつけているため動画は実際のゲームさながらです。
動画の注目度は高く、再生回数は380万回を超えています(記事執筆時点)。実際のゲームに寄せて動画を編集しているため、外国人の目にはかなり魅力的かつ衝撃的にうつったのだと思われます。