ビジネスホテル・リゾートホテルはどうやって動画・コンテンツ制作をインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、ビジネスホテル・リゾートホテルが動画・コンテンツ制作によってインバウンドで成功する事例が増加しています。このページでは、ビジネスホテル・リゾートホテルの動画・コンテンツ制作のインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- ビジネスホテル・リゾートホテル×動画・コンテンツ制作事例その①:音声なしの動画で幅広くPR/ペニンシュラ東京
- ビジネスホテル・リゾートホテル×動画・コンテンツ制作事例その②:一見なんの動画かわからないパークハイアット東京のPR動画/実写とグラフィックアートをおりまぜて制作
- ビジネスホテル・リゾートホテル×動画・コンテンツ制作事例その③:魅力が伝わる正統派PR動画、インバウンド的視点あと少し/帝国ホテル東京
近年プロモーションの方法として動画・コンテンツ制作がポピュラーになってきています。動画・コンテンツ制作によるインバウンド対策やインバウンド集客のメリットとしては、多くの情報を伝えながらも、顧客のイメージに残りやすいということがあります。伝えたい情報を写真や画像などよりも一度に多く発信できるためその分それぞれのビジネスホテル・リゾートホテルの色がはっきりと出やすく、工夫を凝らした動画・コンテンツ制作が求められています。
ここでは、ビジネスホテル・リゾートホテルという業界・業種における動画・コンテンツ制作の各社の事例を元にして、効果的な動画・コンテンツ制作を活用したインバウンド対策やインバウンド集客のケーススタディーをしてみます。それでは見ていきましょう。
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「インバウンド動画制作」の資料を無料でダウンロードする「インフルエンサー」の資料を無料でダウンロードする「SNS運用」の資料を無料でダウンロードする音声なしの動画で幅広くPR/ペニンシュラ東京
香港の老舗高級ホテルとして有名なペニンシュラが2007年に東京の一等地、有楽町に進出しました。客室の内装は天然素材を使用し、格調高い「和」の世界を表現しています。温もりのあるデザインながら、高級感あふれる空間となっています。
そのペニンシュラ東京が、2013年にプロモーション動画を発表しました。終始音楽が流れますが、音声や字幕はありません。ナレーションも入らないので説明や紹介はありませんが、伝統とモダンが共存するというペニンシュラ東京の魅力が十分に伝わってきます。茶道のお点前、神前結婚式、近未来的なレストラン、料理人たちの真剣な眼差し、ホールスタッフの柔らかな笑顔などが映し出され、ハードとソフト両面でのホスピタリティの高さを強調する動画となっています。最後はドライバーがその日一日に活躍した高級車をいたわるように磨き上げるシーンで終了します。高級ホテルのプロモーション動画らしいクオリティです。
音声がないので、日本人・訪日外国人問わずだれでも見ることができ、だれでも内容を理解できます。コミュニケーションの非言語的手段としてうまく動画が用いられている例です。
一見なんの動画かわからないパークハイアット東京のPR動画/実写とグラフィックアートをおりまぜて制作
新宿の高層ビル群の中でもひと際目立つ高層ビルの最上階を占める高級ホテルが、パークハイアット東京です。夜景の美しさは思わずため息が出るほど。眠らない街でスタイリッシュな時間を過ごせるホテルです。
1994年にオープンして以来、新宿の代表的な高級ホテルとして確固たる地位を築いてきた「パークハイアット東京」。JR新宿駅南口から徒歩12分、新宿パークタワーの高層階に位置するラグジュアリーなホテルです。 全177室と高級ホテルの中では比較的少ない客室数にすることで、きめ細かなサービスを実現しています。また、高層階にあるため、客室やレストランからだけでなく、プールやジムからも素晴らしい眺めが楽しめます。
そんなパークハイアット東京も、プロモーション動画を制作しています。しかしホテル自体はほとんど映りません。メインになっているのは、ホテルからの美しい景色です。ホテル自体を見せるのではなくホテルから見える景色を見せるというこの発想は、とてもユニークです。
動画は、スパイ映画の始まりを思わせる幾何学的なアート模様と音楽スタートします。その後地図のような模様が現れ、そこにビルが集まりだして、舞台はようやく東京へ。実写に切り替わると、刻々と変わりゆく新宿をドラマティックに映し出します。後半になってようやくパークハイアット東京が登場。今度はビル自体をアートのシンボルのように表現していきます。変化する街「新宿」を代表するホテルらしい、斬新なプロモーション動画です。
魅力が伝わる正統派PR動画、インバウンド的視点あと少し/帝国ホテル東京
日本の伝統と格式を守るホテルとして代表的な「帝国ホテル東京」は、日本人も訪日観光客も納得のサービスを提供し続けています。
帝国ホテル東京はもともと、海外の賓客をもてなす目的で1890年にオープンしたホテルで、皇居を望む日比谷公園に隣接しています。有楽町と新橋の中間に位置し、都内各方面へのアクセスも容易な立地でありながら、ホテルを一歩出ると緑あふれる公園で季節の自然を楽しむことができます。
客室の種類が多く、目的に合った選択が可能です。豪華なスイートルームでは、世界中のVIPを迎えています。また、帝国ホテルには日本で初めてブッフェスタイルを導入したレストラン「インペリアル・バイキング」があります。
帝国ホテル東京も、プロモーション動画を制作しました。優雅なクラシック音楽をBGMに、ホテルの歴史や客室、施設を紹介していく正統派のプロモーション動画です。
この動画に日本語の字幕が入っています。動画のタイトルも日本語になっていますが、訪日外国人が見るとすると英語のほうがよりよかったのではないかと思われます。しかし、開放感あふれるロビー、落ち着きのある客室、オープンカウンターの和食レストラン、重厚な雰囲気のバー、ジム、教会、披露宴会場などが美しい映像で紹介されており、いずれも一度は宿泊したいと思わせるような魅力あふれる動画に仕上がっています。