アパレル・アウトレットモールはどうやってインバウンドにおいてアリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応などの決済対応に取り組むべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、アパレル・アウトレットモールがアリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応をすることでインバウンド集客する事例が増えています。アリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応を行ったアパレル・アウトレットモールの成功事例では、取り込む層を大幅に増やすことができています。
このページでは、アパレル・アウトレットモールのインバウンド対策やインバウンド集客におけるアリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応について、次の3つの事例を取り上げます。
- アパレル・アウトレットモール×アリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応事例その①:2017年1月25日よりアリペイでの支払いサービスを開始した無印良品
- アパレル・アウトレットモール×アリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応事例その②:「アクアシティお台場」WeChat Payの導入でレジ混雑の緩和に期待
- アパレル・アウトレットモール×アリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応事例その③:全国9箇所の「プレミアム・アウトレット」でアリペイを導入。訪日中国人の決済サービスの充実を図る
アパレル・アウトレットモールのアリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応によるインバウンド対策やインバウンド集客には、顧客層を広げられるというメリットがあります。例えばアリペイ・ウィーチャットペイを日常的に利用している訪日中国人であれば、アリペイ・ウィーチャットペイに対応しているなら買い物しよう、という考えになることもあるでしょう。逆にいえば、アリペイ・ウィーチャットペイに対応しているところが増えてきた現在では、日本円でしか買い物できないとなると中国人客の取り込みという点では不利になってしまいます。クレジットカードも同様です。海外では日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、現金を持ち歩かないという人も多くいます。そのような人を顧客として取り込むためにも、クレジットカード対応は重要です。
ここでは、アパレル・アウトレットモールという業界・業種におけるアリペイ・ウィーチャットペイ・クレカ対応によるインバウンド対策事例を紹介していきます。
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「インバウンド研修」の資料を無料でダウンロードする「決済対応」の資料を無料でダウンロードする「多言語接客支援ツール」の資料を無料でダウンロードする2017年1月25日よりアリペイでの支払いサービスを開始した無印良品
株式会社良品計画は、無印良品での新たな決済手段として、中国最大のオンライン決済サービス「支付宝(ALIPAY)」を1月25日(水)を導入することを発表しました。
「支付宝(アリペイ)」は、2004年にアリババグループによって設立された世界最大規模の決済プラットフォームです。EC事業者向けのオンライン決済や、リアル店舗向けの対面決済をはじめ、スマートフォンをベースとした各種生活サービス、資産運用商品も展開しています。
中国国内では80万以上の加盟店をはじめ、海外でも70を超える国・地域の8万以上の加盟店で利用されています。中国国内の本人認証済ユーザー数は4.5億人を超え、中国のモバイル決済市場でもっとも大きなマーケットシェアを誇ります。
株式会社良品計画では、2015年4月より、訪日外国人のショッピングの利便性向上を目指し、インバウンド需要の高い店舗で免税対応を開始し、快適なお買い物サポートに取り組んでいます。そして、その中でも大きな割合を占める中国人のお客様の利便性向上のため、新たな決済手段としての「支付宝(アリペイ)」を一部店舗で導入を決定しました。
「アクアシティお台場」WeChat Payの導入でレジ混雑の緩和に期待
三菱地所と三菱地所リテールマネジメントは2018年2月、「アクアシティお台場」において、中国で最も普及しているSNSである「WeChat(微信:ウェイシン)」を利用して物品・飲食の支払できる「WeChat Pay」サービスを開始。
円安やビザの緩和で訪日外国人は増加しており、日本政府観光局(JNTO)が発表した2017年1月~11月の訪日外客数は2616万人と、11月時点で2016年の年間総数(2403万人)を上回っています。
「アクアシティお台場」においても、中国人購入者数が増加しており、より一層訪日外国人のニーズに応えることが重要となっています。
「WeChat」は、中国のテンセント社が運営しており、中国において最も普及しているSNSで、アカウント数は13億人に到達。
「WeChat」には、チャットなどのコミュニケーションツールとして使うだけでなく、銀行口座を登録し、店舗でスマートフォン上に出てくるQRコードをかざすだけで、現金を使わずに支払できる「WeChat Pay」サービスがあり、8億人以上がこのサービスを利用しています。
三菱地所と三菱地所リテールマネジメントでは、テンセント社の公式代理店であるネットスターズから「WeChat Pay」サービスに必要な端末を借り受け、「アクアシティお台場」の各店舗に順次設置。
訪日外国人にとっては慣れない海外での現金決済の煩わしさの解消となり、各店舗にとっても決済時のコミュニケーション問題の解決やレジ混雑の緩和が期待できると言います。
全国9箇所の「プレミアム・アウトレット」でアリペイを導入。訪日中国人の決済サービスの充実を図る
三菱地所・サイモン株式会社は、オリックス株式会社より中国の電子決済サービス大手Alipayが提供する「支付宝(以下アリペイ)」を、2016年11月7日(月)にりんくうプレミアム・アウトレット(大阪府泉佐野市)、11月28日(月)予定で御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県御殿場市)に導入すると発表しました。
三菱地所・サイモンでは、全国9か所のプレミアム・アウトレットにおいて、海外からのお客様の来場数が年間約150万人に達しています。
こうした流れを受けて、訪日外国人により快適なショッピング環境を提供するべく、施設をあげた免税対応(一部対応外店舗有)や言語対応の充実、さらに、無料公衆無線LANサービスやプレイヤールームの設置などインバウンド対策を実施してきました。
近年、海外のお客様のモバイル端末での決済が拡大していることから、今回、御殿場およびりんくうプレミアム・アウトレットでは、訪日中国人の決済環境の充実を図ることを目的のアリペイの導入に至ったとのこと。