訪日豪州人観光客は初来日の人が半数を占めており、民間のみならず政府によるインバウンド需要獲得に向けた政策が必要です。地方自治体も訪日豪州人観光客に照準をしぼった政策を行われています。どのような内容で日本をPRしているのでしょうか。
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初めての訪日が多い訪日豪州人観光客
初めての訪日の人が半数近くいて、3回以上と言う人が少ないのが訪日豪州人観光客の特徴です。9割以上が個人旅行で来ていて、この初めての人の満足度が高く、また来たいと思っている人が7割を超えているというのも注目すべきところです。
訪日豪州人観光客の特徴
日本に好意的な国民性で、長期休暇が取りやすい職場環境にあるため、長く滞在して、日本での体験型アクティビティを楽しみたいと思っている人が多くいます。生活文化体験、歴史伝統文化体験、スキーに興味が高い国民性ですので、これらに関する情報提供を政府や自治体の政策として行っていくことが望まれます。
政府が呼びかけるインバウンド対策のための政策とは
自治体で参加できるものとしてインバウンド対策のための観光プロモーション活動、各種旅行博への出展、旅行会社向けセミナー、フェスティバルなどのイベントでのブース参加、ビジット・ジャパン豪州公式フェイスブックからの情報発信などの促進が提唱されています。インバウンド対策として、地域の観光情報を発信していく方針です。
初めての旅行での東京、京都、大阪、広島から地域へ訪問してもらうためのインバウンド政策
初めての旅行は、やはり東京、京都、大阪、広島などが多いのですが、そこから名古屋、奈良、飛騨高山、金沢、伊勢志摩、熊野古道へと少しずつ足をのばす訪日豪州人観光客も増えてきています。スノーシーズンは北海道、長野、新潟へと立ち寄っています。これらも各地方自治体がそれぞれPR活動をインバウンド対策としておこなってきた成果です。
訪日豪州人観光客を呼び込むアクティビティな体験の提案
各地方自治体は、訪日豪州人観光客が好きなアクティビティな体験の提案を行っています。
例えば京都ではお寺を見るだけでなく「精進料理が食べられるお寺」という日本文化体験を加え、大阪でもオーストラリア現地での観光促進イベントに参加し、直接の現地での反応を確認したことを踏まえ、「桜の開花時期」に合わせたプロモーション活動を行なっています。
東北でも知名度のアップや樹氷の中でのスキーなどをPRし、インバウンド対策
訪日豪州人観光客が魅力を感じているスキー客誘致を図っていて、北海道や長野に追いつくために、認知度アップとして現地で誘致イベントに参加しています。積極的な誘致活動で着実に訪日豪州人観光客は増えています。
蔵王では樹氷の中でスキーができるなども訪日豪州人観光客に人気となっています。また蔵王はスキーだけでなく、トレッキングや温泉もあると様々な付加価値をアピールしていくことが考えられています。
まとめ:政府や自治体による訪日豪州人観光客のためのインバウンド対策
まだリピーターの少ない訪日豪州人観光客をどう再訪に導くかは、情報をもっと提供することが大事なことがわかります。各種旅行博への出展、情報発信など、各地方自治体も積極的にPRするようになってきました。
訪日豪州人観光客が好きなアクティビティな体験が地域でもできることを知ってもらい、その場所をブランド化するように色々な付加価値を付けて紹介することが大事です。
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一方で、地域の受け入れ側には「英語対応が難しい」「どう関わればいいかわからない」「コンテンツや訴求方法がわからない」「対応できる人材がいない」といった課題も多く、せっかく外国人観光客が訪れても、地元に経済的な波及効果が十分届いていないのが現状です。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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