【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
オーストラリアのEC市場規模
日本から見ると観光地としての認識が強いオーストラリアですが、インターネットの普及率、ECの利用率も高い国であることは意外と知られていません。statista.comのデータによると、オーストラリアのEC市場規模は2014年から2015年にかけて10%ほど成長しており、2014年は約174億ドルだった市場規模が、2015年には約190億ドル、2016年には200億ドルに到達する見込みです。
オーストラリアのインターネットインフラ
statista.comの調べによると、オーストラリアのインターネットユーザーは2016年1月時点で約2118万人。2016年3月時点での人口が2405万人となっていますので、人口あたりのインターネット普及率は88%となっています。スマートフォンの普及率も77%と高く、インターネットの普及率はかなり高めとなっています。人口の66.5%がオンラインでの購入経験があるとする調査結果もあります。
人々が購入している品目として最も多いのは服飾、ジュエリー/音楽媒体、DVD、本/家電製品/旅行商品/おもちゃ、ゲームなどとなっています。
オーストラリアの交通インフラ
都心一極集中型となっているため、都市部はインフラが発達しているものの渋滞が深刻化しています。また、国土交通省の調査によると、国内の貨物輸送は4分の3がトラック、残りの4分の一が鉄道となっています。
2009年頃まで州ごとの安全規制が異なっており、これが交通インフラの整備の遅れて言われていました。またブリストン、シドニー、メルボルン、キャンベラなど東海岸の主要都市を結ぶ高速鉄道計画は、1980年台からあるものの未だに実現に至っていません。
オーストラリアで人気のSNSは?
sensis.comの調査によると、オーストラリアでは69%の人がSNSを利用しており、その中でも人気のSNSは圧倒的にFacebookとなっており、95%もの人が使用しています。次いでInstagramが31%、Linkedinが24%、Snapchatが22%、Twitterが19%、Pinterestが11%、Google+が10%となっています。こうしたことからも、オーストラリアでのモバイルユーザー向けのマーケティングは、Facebookが最重要と言えるでしょう。
オーストラリアで人気のECサイト
Bay Australia(イーベイオーストラリア)
アメリカ発のインターネットオークションサイトですが、eBayは世界中で成長していますが、オーストラリアも例外ではありません。人気の理由は圧倒的な品揃えと低価格にあります。
The Iconic
http://www.theiconic.com.au/
服、靴ファッション用品に通販サイト。約20,000点の商品を取り揃え、財布や時計なども扱う。
Boohoo
http://www.boohoo.com/
イギリス・マンチェスター発のカジュアルファッションブランド。イギリスを代表するオンラインファッションショップとして有名。
Oo.com
https://www.oo.com.au/
オーストラリアトップのオンラインデパートメントストア。様々なブランド商品が低価格で手に入るという事で人気が出ている。
Missguided
https://www.missguidedau.com/
イギリスの若者向けのファッションブランド。イギリス、フランスの他にオーストラリアでも店舗を構えている。
Gumtree Australia
http://www.gumtree.com.au/
アメリカ発のcraigslistのように、個人間の商品売買が中心となっているサイト。車、服、不動産、家電、家具など様々なものを購入する事が出来る。
Amazon
https://www.amazon.com.au/
Amazonではあるが、Kindleや書籍が中心で、その他にはアプリなどを販売している。
まとめ
2015年には約190億ドルというオーストラリアのEC市場規模は、2015年の中国のEC市場規模が約6,720億ドルであった事を考えると大きな市場とは言えませんが、これから成長を続ける市場であると言えるでしょう。
<参考>
- 国土交通省:豪州の運輸事情
- statista:Products bought online by online buyers in Australia as of September 2012
- statista:Retail e-commerce sales in Australia from 2015 to 2021 (in billion U.S. dollars)
- sensis:The 20 must-know stats from the 2016 Sensis Social Media Report
- ads2020.marketing:ECommerce in Australia- 10 Most Trusted Websites for Online Shopping!
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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