2018年3月、日本政府観光局(JNTO)のニューヨーク事務所は、バーチャルYouTuber「キズナアイ」を訪日観光大使として起用することを発表しました。今回の日本政府観光局(JNTO)取り組みの背景の裏側にはいったい何があるのでしょうか。
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「キズナアイ」とは?180万人のチャンネル登録者数を誇るバーチャルYouTuber
「キズナアイ(Kizuna AI)」とは、日本のバーチャルYouTuberです。3DCGによるキャラクターアニメーションを「A.I.Channel」と「A.I.Games」の2つのYouTubeチャンネルにて配信しています。チャンネル登録者数は「A.I.Channel」で136万人、「A.I.Games」で52万人となっており、海外からも大きな人気を集めています。キズナアイ(Kizuna AI)は、バーチャルYouTuber界をけん引する存在として有名です。
JNTOがバーチャルYouTuber「キズナアイ」を訪日観光大使として起用
日本政府観光局(JNTO)は、この「キズナアイ(Kizuna AI)」を訪日観光大使として起用。「キズナアイ(Kizuna AI)」が、日本の食や文化、技術などを紹介する動画をYouTubeにアップロードするようになります。音声はあくまで日本語中心となっており、英語の字幕が付け加えられるかたちになります。
今回の取り組みに併せて、訪日観光PRサイト「Come To Japan」も開設しています。バーチャルYouTuberを観光大使に任命するのは世界初であり、日本政府観光局(JNTO)の取り組みはインバウンド業界で大きな注目を集めています。今回の取り組みの背景にはなにがあるのでしょうか。
人気アニメ「Kanon」の影響でアメリカでは「たい焼きブーム」が訪れた過去も!アニメはクールジャパンのメインコンテンツに

Twitter:アニメ「Kanon」のたい焼きが登場する場面の画像(https://twitter.com/daisuki_net/status/626285040570273792)
日本政府観光局(JNTO)のプレスリリースでは、今回の取り組みの意図に関して、
SNSやユーチューブ等を活用しウェブ上で情報拡散することで、ミレニアル世代と呼ばれる若い世代を中心に幅広い層の一般米国人への訪日意欲を喚起し、訪日旅行需要の拡大を目指します。
と説明。バーチャルYoutuber「キズナアイ(Kizuna AI)」を通じて、ミレニアル世代を中心としたアメリカ人向けに訪日旅行をPRしていくことが把握できます。アメリカでは日本のアニメが大きな人気を集めており、以前の記事でもご紹介したように、2006年にBS-i(現BS-TBS)にて全24話で放映されたテレビアニメ「Kanon」のヒロインキャラクター「宮月 あゆ」の大好物が「たい焼き」であったことから、アメリカでたい焼きブームが訪れたといった事例も存在しています。
アニメが流行ればたいやき屋が儲かる?日本アニメの影響 米国でたい焼きが大流行
インバウンドビジネスにおいては、訪日外国人観光客に何が売れるのか、何が流行っているのかを掴むことは非常に重要です。訪日外国人観光客の日本グッズブームの中には、企業が意図してプロモーションしたものもあれば、SNSなどでの拡散で自然発生的に生まれたもの、または全く想像のつかないところから発生することもあります。例えば訪日タイ人観光客の間でアシックスのスニーカーブランド「オニツカタイガー」が流行したのは、若かりし頃の故・プミポン国王の着用写真がSNSで拡散したことがその発端と言われています。この...
アニメは、クールジャパンの代表的なコンテンツとして知られています。日本のメディアコンテンツのプロモーションを手掛ける株式会社ヒューマンメディアのレポートによれば、「ポケモン」68カ国、「クレヨンしんちゃん」46カ国で放送され、日本製アニメの海外市場規模は2,000億円、日本製マンガは1,200億円と推計されています。今回の、日本政府観光局(JNTO)が、バーチャルYoutuber「キズナアイ(Kizuna AI)」を訪日旅行観光大使に任命された背景には、海外でのアニメ人気が存在していることが把握できます。
注目を集めるバーチャルYouTuber「キズナアイ」 新たなインバウンド層誘致に一躍買うか
日本政府観光局(JNTO)のニューヨーク事務所は、バーチャルYouTuber「キズナアイ」を訪日観光大使として起用することを発表。訪日観光PRサイト「Come To Japan」も開設し、ミレニアル世代を中心としたアメリカ人向けに訪日旅行をPRしていくとのこと。世界中に多くのファンを持つ日本のアニメは、訪日旅行をPRするにはうってつけの存在です。日本政府観光局(JNTO)が、バーチャルYouTuber「キズナアイ」の活用が、今後、新たなインバウンド層誘致に一役買うことができるのかに注目です。
訪日外国人の「聖地巡礼」とは? 約100万人のインバウンド観光客の満足度84.9%
「聖地巡礼」という俗語をご存知でしょうか?もともとは宗教上の聖地や霊場などを参拝して回ることを...
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<参照>
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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