1位は武道「外国人が日本で観たいスポーツ」トップ5、あなたはいくつ知っている?Facebookで1万シェア目前の関連動画、スポーツ庁もインバウンド需要喚起に邁進

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2020年東京オリンピック・パラリンピックの正式種目に空手が採用されたことを受け、日本の武道には海外からも注目が集まっています。

訪日客にも日本の精神文化に触れることができる武道は、人気のコンテンツです。今回は、スポーツをきっかけとしたインバウンド誘客促進に向けた取り組みを見ていきましょう。

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スポーツ庁も推進、スポーツツーリズムによるインバウンド需要喚起

「ラグビーワールドカップ2019」や「2020年東京オリンピック・パラリンピック」といったスポーツのビッグイベントを控え、スポーツ庁を司令塔に全国各地で「スポーツツーリズム」を推進中です。

中でもスポーツ庁では、スポーツをきっかけとした地方活性化に向けた施策に取り組んでいます。広い土地を必要とするスポーツやアウトドアスポーツは地方が都会に比べ適しているとし、2017年6月には「アウトドアスポーツ推進宣言」をしました。

訪日外国人観光客については、東南アジアからの訪日客を中心にアジア地域にはない「ジャパウ(JAPOW)」と呼ばれる日本ならではのパウダースノーへの注目が顕著です。日本海の水を含む風が日本の山を通る際に雪を降らせることでできるパウダースノーといった良質な天然資源を、スポーツと観光の分野で活かせるとしています。

スポーツ庁では、スポーツツーリズムの推進に向けたPR動画を作成し、2018年12月にYouTubeなどを通し国内外に配信しました。「アウトドアスポーツツーリズム編」「武道ツーリズム編」の2つを公開し、日本におけるスポーツツーリズムの魅力を発信しています。

日本で観たいスポーツ、上位に「武道」がランクイン

スポーツ庁の調べによると、訪日外国人観光客が日本で体験したいスポーツの第1位は、登山・ハイキング・トレッキング、第2位はスノースポーツ、第3位はスキューバダイビング、第4位はリバースポーツ、第5位はゴルフと日本の四季を楽しむことができるスポーツとなりました。

一方で日本で観たいスポーツは、第1位が武道、第2位が大相撲、第3位が野球、第4位がサッカーとなり、上位に武道や大相撲などの日本の伝統的なスポーツがランクインする結果となっています。柔道や剣道、空手、合気道、弓道など、神秘的な武道の精神に、海外からの注目が高まっており、訪日客の間でも武道を見たい、体験したいという願望の高まりが顕著です。

「武道ツーリズム」インバウンドをターゲットに地方活性化を図る

スポーツ庁では新しい施策として、2018年から「武道ツーリズム」の推進に力を入れています。空手や柔道などの武道は、海外でも愛好者が多いため、発祥地として日本への関心を高め、訪日旅行のきっかけ作りとしても有効でしょう。

「武道ツーリズム」は、訪日外国人観光客の武道への興味関心の高まりを受け、日本でしかできない本物の武道の見学や体験をきっかけに、地方へ誘客するといった仕組みです。

スポーツ庁は、柔道や剣道、空手といった日本の武道の紹介動画を作成し、2018年12月に配信しました。

YouTubeでは324万回再生Facebookでは4,354いいね!、9,989シェア、37万回の再生回数を記録したことから、武道ツーリズムのニーズの高さが伺えます。

こうした武道ツーリズムを推進する上で、武道を「武道」と「BUDO」の大きく2つの表現に分けているのが本施策の特徴です。

「武道」は、海外の愛好者をターゲットにした精神文化に触れるスポーツ、「BUDO」は伝統的要素や武道から波及した文化を初心者でも楽しめるスポーツとして、経験者だけでなくすべての人に「武道ツーリズム」に親しんでもらえるよう、今後もプロモーションを続けていきます。

東京五輪をきっかけにスポーツツーリズムでインバウンド誘客へ

「ラグビーワールドカップ2019」や「2020年東京オリンピック・パラリンピック」を目前に控えた今、スポーツ庁が中心となりスポーツツーリズムに力を入れています。

中でも海外でも知名度の高い武道を、動画などを通してプロモーションを実施することで、訪日旅行のきっかけ作りとしての効果も期待されます。

訪日客向けには、武道を見て体験できる機会を地方で提供し、インバウンド地方誘客に繋げたいところです。今後も日本における新たな観光のあり方、スポーツツーリズムや武道ツーリズムを推進し、地方活性化の実現に向けた取り組みが活発化するでしょう。

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<参考>

・JTB INBOUND SOLUTION:スポーツコンテンツを誘客のために活用

・観光経済新聞:【新春特別インタビュー】「武道ツーリズム」で外国人を呼びこめ 鈴木大地スポーツ庁長官に聞く

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
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  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

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※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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