いま改めて「浅草」がスゴイ理由:国家戦略特区「浅草六区」の新プロジェクト

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一般社団法人浅草六区エリアマネジメント協会は、国家戦略特区に認定されている浅草六区ブロードウェイを活用した新プロジェクト、浅草六区-Connect with the world-」を2019年10月25日より開始しました。「桐生八木節まつり in 浅草」を10月25~26日に実施したほか、オープンカフェ「TOMODACHI STREET」を毎週末に開催しています。



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「浅草六区-Connect with the world-」の狙いとは?

幅が約11〜12メートル、全長が約300メートルと、日本随一の「興行街」である浅草六区ブロードウェイは、2019年9月30日に国家戦略道路占有事業に認定されました。規制が緩和され、路上イベントが開催できるようになって企画されたプロジェクトが浅草六区-Connect with the world-」です。全国各地の祭りや食材を楽しめる路上イベントを実施し、地域のさらなる活性化を目指します。

本プロジェクトでは全国の祭りを浅草に誘致し、毎週のイベント開催を目指すことをはじめ、食事を楽しみながら国内外の観光客と交流できるオープンカフェ「TOMODACHI STREET、新たな分煙方法や美化などに取り組む「新煙組(しんえんぐみ)」に取り組みます。規制緩和など、国家戦略特区としての利点を最大限に活かし、国や行政、民間企業、地域の関係団体らと連携していく方針です。

「桐生八木節まつり in 浅草」で桐生市の魅力をPR

浅草六区ブロードウェイでのイベントの第1弾として、10月25~26日の2日間にわたり、群馬県の「桐生八木節まつり」が披露されました。インバウンドから人気の浅草で、地域文化の象徴である「祭り」を披露することで各地域の認知拡大を目指すことが狙いです。

「桐生八木節まつり」では、群馬県桐生市の方々による演舞の披露、参加者も一緒に踊れるプログラムのほか、本番さながらの「やぐら」も登場しています。桐生市のPRブースも設置され、日本人観光客はもちろんインバウンドも含め、国内外に桐生市の魅力を発信する機会となりました。

観光客の誘致に課題を感じている地域にとって、国内外の観光客に知られざる日本の魅力をPRする絶好のチャンスだといえるでしょう。

食を通じた国際交流を促す「TOMODACHI STREET」

をきっかけに国境を越えた交流を生み出す「TOMODACHI STREET」は、毎週の金・土・日・祝日に11時から19時まで開催されるオープンカフェです。

浅草六区では、2020年に迫った東京オリンピック・パラリンピックに向けてホテルの開業・建設ラッシュが続いており、訪日外国人観光客ナイトライフの充実化が課題となっていました。課題解決を目指すとともに、食事を楽しみながら国境や言葉の壁を越えたコミュニケーションを促す場として、「TOMODACHI STREET」が企画されました。

「TOMODACHI STREET」には、インバウンド対応とキャッシュレス決済の対策をしたキッチンカーが最大約19台出店します。来店者はスマートフォンから12言語で注文と支払いができる仕組みです。さらに浅草六区ブロードウェイに設置されたパラソルとテーブルには翻訳機を設置し、国際交流を促します。多言語だけでなくキャッシュレス決済にも対応している本取り組みで、インバウンドの利便性が向上することが期待されます。

まとめ:浅草から地域の魅力を発信し、言葉の壁を越えた交流を創造

浅草六区における新プロジェクト「浅草六区-Connect with the world-」を通じ、日本の各地域の知られざる魅力を発信することはもちろん、国境や言葉の壁を越えた交流も生み出されていきそうです。

ディープな日本文化体験したいというインバウンドコト消費需要の高まりから、リピーターも含め、より多くの訪日外国人観光客の満足度向上が期待できる取り組みと言えるでしょう。


<参照>

・PR TIMES:国家戦略特区認定の浅草六区が新プロジェクト「浅草六区-Connect with the world-」をスタート

・マイナビニュース:世界に文化を発信!浅草六区の新プロジェクトとは?

・観光経済新聞:浅草六区、新プロジェクト開始

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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

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2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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