USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド」に対する海外の反応:マリオがインバウンドをお出迎え

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ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは14日、新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の概要を発表しました。マリオをはじめとした任天堂のキャラクターは、海外でも広く知られた存在です。

同エリアは2020年の開業を予定しており、オリンピック開催国としての期待が高まります。2025年には大阪万博も控えており、新たな商機を生み出すと期待されています。

今回は「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の概要と海外の反応を紹介し、オリンピックと大阪万博に伴うインバウンド誘客効果について考えていきます。


【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】

会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。

ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。

USJ、新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」発表

USJに新たにオープンする「スーパー・ニンテンドー・ワールド」では、任天堂のゲームの世界観が体験できます。着工は2017年6月、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに間に合うようにオープン予定です。2025年には大阪万博も開催されるため、インバウンドからの注目にも期待が高まります。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、1月14日にNINTENDO WORLDのグローバルキックオフイベントをUSJで開催しました。

今後はアメリカのユニバーサル・スタジオとシンガポールでの展開も予定しており、2月にはニューヨークでもプロモーションイベントを開催するとしています。世界的なブームが期待できる中、世界で初めてオープンするUSJは、より一層インパクトのあるものになるでしょう。

【海外の反応】 USJ、600億投じた「マリオ開業」に外国人「これ本物?」「早く日本に行きたい!」

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)が、2021年2月に新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を開業することが発表されました。この新しいエリアは任天堂のゲームの世界観をモチーフに建設されており、海外にもファンが多いゲームのエリアの発表とあって、日本国内のみならず海外からも大きな反響を呼びました。この記事では新たに開業される「スーパー・ニンテンドー・ワールド」の概要に触れながら、海外での任天堂ゲームの人気について、またUSJで実施されているインバウンド対策やコロナ対策につい...

総投資額は史上最高の600億円!マリオカートのアトラクションなど

USJで人気のハリーポッターエリアを上回る600億円超の総工費は、史上最高の投資額となっています。大ヒットゲーム「マリオカート」のライドアトラクションをはじめ、ピーチ城やクッパ城、人気キャラクターのヨッシーのアトラクションを設置しました。

ハテナブロックを叩くとコインを集められるといったように、エリア内にマリオの世界観を完全再現しました。

スマホにUSJの公式アプリをダウンロードすると、コインを電子的に獲得でき、コインの数で他の入場者とリアルタイムで競争できるなど、「新しい遊び」を提案する体験型アトラクションとして注目が高まります。

「マリオ」に対する海外の反応

2016年のリオデジャネイロ・オリンピック閉会式では、安倍総理が安倍マリオになり登場しています。五輪PRに起用されるマリオは、日本を代表する存在であり、また世界各国で浸透したキャラクターと言えます。

非公式ながら大人気「マリカー」

Instagramに投稿された、公道カート(マリカー)が走る様子を撮影した写真
▲公道カート(マリカー)が走る様子を撮影した写真:Instagramより訪日ラボ編集部スクリーンショット

Instagram:公道カート(マリカー)が走る様子を撮影した写真(https://www.instagram.com/p/B7F2ZsYAs7B/)

商標上の問題を指摘されながら、公道カート(マリカー)が日本を訪れる外国人から大人気となっています。

訪日外国人は思い思いに、任天堂の人気ゲームマリオカート」に出てくるキャラクターのコスプレに身を包み、渋谷銀座上野秋葉原といった主要観光地の公道をゴーカートで走ります。

また2017年4月28日に発売されたNintendo Switchのソフト「マリオカート8 デラックス」は、全世界で442万本の売り上げを記録しています。世界中に、マリオカートの世界を広めたといえるでしょう。

「公道カート」は、外国人も親しんできたマリオカートの世界に、東京の現実世界で没入できる体験として、訪日外国人にも人気のコト消費コンテンツとなりました。

USJの「スーパー・ニンテンドー・ワールド」も、まさに任天堂のゲームの世界を体験できるアトラクションが揃っており、マリカーに続きより大きな注目を集めることが予想されます。

なぜ「マリカー」は訪日客を惹きつけるのか?東京の街を疾走するマリカー 体験してわかったインバウンドに刺さる理由【現地レポート】

観光庁が発表をしている「訪日外国人の一人あたりにおける消費動向調査」を見てみると、2015年〜2017年で、買物費目の消費額が7万4千円から5万7千円へと縮小しています。近年、円高も相まって訪日外国人がモノを買うことが少なくなり、それにともない、体験や宿泊にお金を使う傾向に変わってきています。このような、いわゆる「コト消費」が加速しつつあるなかで、変わった体験ができるツアーを体験する訪日外国人が増えてきています。その中の一つとして、訪日外国人から話題を呼んでいるのが「マリカー」です。今回、...


「ニンテンドーワールド」発表に海外の反応は

Twitterに投稿された「ニンテンドーワールド」に対する海外からの反応
▲「スーパー・ニンテンドー・ワールド」に対する海外からの反応:Twitterより訪日ラボ編集部スクリーンショット

Twitter:「ニンテンドーワールド」に対する海外からの反応(https://twitter.com/RageNiikura/status/1222481603722563586)

Twitterでは、すでに英語はもちろんフランス語やドイツ語、スペイン語などの多言語で、「ニンテンドーワールド」に関するツイートが見受けられます。

「絶対行かなきゃ!」「ニンテンドーワールドに行ってマリオカートをしたい!」「日本のニンテンドーワールドに行くための方法を見つけないと!」といった声が、世界中であがっています。

「ニンテンドーワールド」のオープンに関する最新ニュースや、ミュージックビデオ「WE ARE BORN TO PLAY」をTwitter上でシェアし、ファン同士で感動を共有している様子も印象的です。

オリンピックを契機にインバウンド需要の取り込みへ

マリオをはじめ、日本のゲーム、マンガ、アニメなどの豊富なコンテンツを、PRや観光資源としてインバウンドに活用しない手はありません。実際に「聖地巡礼」というかたちで、インバウンド業界でも定番化してきています。

2020年のオリンピックイヤーという好機に、スーパー・ニンテンドー・ワールドがどれだけポジティブな口コミを得られるかにも注目が集まります。インバウンドからの高評価の口コミが広がれば、2025年の大阪万博という次のタイミングへの導火線にもなっていくでしょう。

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<参照>

BUSINESS INSIDER:USJ「スーパー・ニンテンドー・ワールド」が今までのアトラクションと全く違う理由

東洋経済ONLINE:USJ「マリオ」新エリアは、外国人の心をつかむか

Twitter:nitendo world 検索結果

【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」

インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。

本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。

<本セミナーのポイント>

  • 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
  • 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
  • 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
  • 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける

詳しくはこちらをご覧ください。

宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】

【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」

2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。

「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。

初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。

参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。

<こんな方におすすめ>

  • インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
  • 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
  • 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
  • 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
  • インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。

この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

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詳しくはこちらをご覧ください。

「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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