旅行業界の任意団体でつくるトラベル懇話会は10月18日、海外旅行を主な生業とする事業者の窮状を踏まえ、海外往来の早期再開と経営支援に関する要望書を観光庁に提出しました。
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
未だ厳しい状況続く海外・訪日旅行事業
海外旅行業界は未だ回復しておらず、厳しい状況が続いています。その状況を踏まえ、トラベル懇話会は観光庁に要望書を提出しました。
主な要望項目としては、コロナ禍の影響が大きい企業の雇用助成金の延長、家賃支援給付金の再給付、固定費への支援金新設、日本入国時の自主隔離期間の撤廃など全13項目です。
会員への事前アンケート結果では、コロナ禍の影響で通常営業ができず、助成金が途絶えれば廃業を検討する企業も一定数ありました。
先述の雇用助成金はトラベル懇話会の会員の84.7%が利用しており、システム会社を除けば約94%に達します。一方、出向による雇用維持を支援する産業雇用安定助成金の利用は13.3%どまりとなっています。旅行再開に備え自社で人材を確保しておきたい会社が多くなっていることによる結果です。
政府はGo To トラベルの再開を見据えていますが、海外旅行事業者の場合、観光目的の海外往来が再開されない限り業績回復は困難です。懇話会は「雇用調整助成金が途切れれば、生命線を絶たれることになりかねない」と訴えました。
ワクチン接種証明による入国・帰国後の自主隔離期間は10月から10日間に短縮されたものの観光目的での渡航は非現実との声も上がります。早期撤廃、もしくは3日以内の緩和を要望しました。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
訪日ラボに相談してみる
【4/3開催】最新調査から読み解く!訪日中国人の消費トレンドと今後の対策
訪日中国人の消費傾向は、ここ数年で大きく変化しています。
「どんな商品・サービスが求められているのか?」
「購買行動はどのように変化しているのか?」
最新の市場データをもとに、今後の戦略に役立つインサイトをお届けします。
本セミナーでは、訪日中国人市場を熟知した専門家が、最新の消費トレンドを分析し、今後のビジネスに活かせるポイントを解説。
データを元にしたリアルな現況を知ることで、競争が激化するインバウンド市場での成功へのヒントが得られます!
<本セミナーのポイント>
- 今後のインバウンド戦略に役立つ最新情報が学べる!
- 中国市場に精通した専門家による実践的な解説!
- 最新データをもとにしたリアルな市場状況が分かる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【4/3開催】最新調査から読み解く!訪日中国人の消費トレンドと今後の対策
【インバウンド情報まとめ 2025年3月前編】万博まであと1か月!インバウンド需要は?JNTOの方針は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に3月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→【万博まであと1か月】インバウンド需要は?JNTOの方針は? ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年3月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!