新型コロナウイルスの水際対策をめぐって、政府は入国者数の上限を1万人に引き上げる方針であることが明らかになりました。
複数メディアが報じており、来月4月から上限を引き上げる方針で調整しているということです。
入国者数については今月14日より、従来1日当たり5,000人としていた上限を7,000人へと引き上げています。
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来月から上限1万人への引き上げ検討、段階的に人の往来増加へ
政府は3月14日より年度末の帰国需要や、16万人を超える入国申請を受けている現状を鑑み、現行の5,000人としていた入国者数の上限を7,000人に引き上げています。
複数メディアによると、来月までに空港を始めとした施設での検疫体制が整う見通しであることから、4月より入国者数上限「1万人」への引き上げが検討されているということです。
入国者数上限の引き上げについて言及した岸田文雄首相は3月3日の会見で、「今後は内外の感染状況を見ながら、段階的に国際的な人の往来を増やしていきます」と述べています。
さらに、松野博一官房長官は3月14日の会見で、「段階的に国際的な人の往来を増やしていきたい」と述べており、感染状況を勘案した入国者数上限の引き上げについては政府として前向きな考えとみられます。
留学生「15万人」超受け入れか、5月末より
現在、在留資格の認可を受けているものの、入国できていない外国人留学生は約15万人います。
留学生の入国をめぐり松野博一官房長官は9日午前の会見で、2022年5月末には日本への入国を希望する留学生のうち相当数が入国可能となる見通しを明らかにしました。
留学生については今後、円滑な入国を可能にするため「留学生円滑入国スキーム」と呼ばれる制度を設けています。
これは当該フライトの空席を活用し、ビジネス客が比較的少ない月曜~木曜日を中心に、留学生の優先的かつ円滑な入国を可能とするものです。
水際対策に伴う入国者数の上限引き上げを実施することで、留学生の受け入れを推し進めていきたい考えです。
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<参照>
首相官邸:岸田内閣総理大臣記者会見(令和4年3月3日)
首相官邸:内閣官房長官記者会見(令和4年3月9日午前)
文部科学省:留学生円滑入国スキーム
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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