6月10日に新型コロナウイルス対策で止まっていた外国人観光客の入国が再開されました。
台湾の旅行大手会社「ライオントラベル」や世界的な旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が発表した旅行に関する調査では、日本がランクインし世界から評価されている様子がうかがえます。
本記事では、各種ランキングから見える日本の観光地としての魅力を紹介します。
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コロナ後に最も行きたい地域一位「日本」
台湾の旅行大手会社ライオントラベル(雄獅旅遊)が、公式サイトで5月14日から6月10日にかけて旅行意向調査を行いました。
3,000人以上が回答した調査の結果、新型コロナウイルス収束後に最も行きたい地域の1位に「日本」が選ばれました。
旅行先では大阪が1位でした。4位には、沖縄もランクインしています。
最も行きたい地域 |
最も行きたい旅行先 |
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ライオントラベルは、日本の地方都市へのチャーター便運航を複数の航空会社に問い合わせていく方針を示しました。
台湾で海外への団体旅行の送客が解禁され次第、関連の旅行商品の販売を開始するとのことです。
また、今後の団体旅行では屋外や自然の名所を主な訪問先とする予定です。
群馬と長野の県境にある碓氷第三橋梁(めがね橋)や和歌山県の高野山など、これまで訪れていなかった観光地をツアーに組み込んでいくといいます。
調査結果では、10日間以上の長期旅行のプランやオーダーメードのツアーへのニーズが増加していることも判明しました。
沖縄の「東南植物楽園」が人気観光スポット日本一に
世界的な旅行口コミサイト、トリップアドバイザーが2022トラベラーズチョイス「ベスト・オブ・ザ・ベストツアー・アクティビティ」を発表しました。
人気の観光スポットには、沖縄市にある「美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園」が初めて日本で1位に選ばれ、アジアでも14位となりました。

2021年5月1日~2022年4月30日の1年間に、トリップアドバイザーのサイトに寄せられた旅行者のレビューと評価の質と量を基に決定しました。
東南植物楽園では、特にカピバラやリスザル、ヨナグニウマなど動物との触れ合いやバードパフォーマンスショーなどが高い評価を得ていました。
宮里園長は、来園者に感謝した上で「今後も日本最大級の屋外動植物園の魅力を最大限に伝えられるよう、スタッフ一丸となり努力を継続する」と話しました。
世界空港ランキング2022、日本の羽田2位・成田4位に
航空会社や空港を格付けしているスカイトラックス社は、毎年恒例の世界で最も優れた空港を選出する「ワールドエアポートアワード」の2022年の受賞空港を発表しました。

ワールドエアポートアワードでは、550以上の空港が評価され利用者(顧客)からの意見に基づき賞が授与されます。
世界の空港ランキングは、以下の通りです。
- ハマド国際空港(カタール)
- 東京国際空港(日本)
- シンガポール・チャンギ空港(シンガポール)
- 成田国際空港(日本)
- 仁川国際空港(韓国)
- パリ シャルル・ド・ゴール空港(フランス)
- ミュンヘン空港(ドイツ)
羽田空港とも呼ばれる東京国際空港は、今回のアワードで2位となりした。
2位と同時に、「アジアで最も優れた空港」「世界で最もクリーンな空港」も受賞しています。
成田国際空港は、羽田に次いで東京で2番目に大きな空港です。
成田空港は、500万人から1,000万人までの旅客を対象とした最優秀空港に選ばれています。
観光スポットだけではなく、日本の空港も高い評価を得ていることがわかりました。
世界から評価される日本
各種ランキングから、日本の観光スポットだけでなく空港に至るまで評価されていることが判明しました。
それには、日本の観光地などにおけるパフォーマンス性が高いことはもちろん、現在までに訪日外国人への「おもてなし」がしっかりとされていたからではないでしょうか。
また、旅行意向調査からは今後の旅行トレンドとしてこれまで訪れていなかった観光地を訪れることが好まれ、10日間以上の長期旅行のプランやオーダーメードのツアーへのニーズが増加すると予想されます。
多くの訪日外国人が望む”完全な”インバウンド再開に向けて、今後さらなる入国規制の緩和やガイドラインの見直しが期待されます。
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<参照>
ライオントラベル(雄獅旅遊):公式ホームページ
トリップアドバイザー:プレスリリース
美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園:公式ホームページ
スカイトラックス社(Skytrax):世界空港ランキング2022年版
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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