2023年のくまモン利用商品年間売上額が、過去最高の1,664億円を記録したと熊本県が発表しました。
くまモンは2011年3月の九州新幹線全線開業をきっかけに考案されたキャラクターで、誕生してから10年以上経った今も、その人気は衰えていないようです。
熊本県は、同県が推進する「くまモンランド化構想」や、台湾等との交流活性化などでグッズ売上を中心に好調となっているとしています。
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熊本県、くまモン利用商品年間売上額を発表
熊本県は5月2日、2023年のくまモン利用商品年間売上額について発表しました。
2023年は1,664億円で過去最高に
2023年(1月~12月)における、民間企業や団体による、くまモンを利用した商品等の売上高の合計は1,663億8,922万円でした。
2022年から約74億円増加し、過去最高の売上高を記録しました。
また2011年の調査開始からの売上高の累計は、1兆4,596億円にのぼっています。

コロナ明けで観光需要増、「くまモンランド化構想」も奏功
前年の2022年と比較すると、国内は1,556億6,384万円 から1,627億578万円と約70.4億円(4.5%)増加し、海外は33億8,672万円から36億8,344万円と約3億円(8.8%)増加しました。
非食品(グッズ等)が271億748万円から396億7,384万円と約125.7億円(46.4%)増加した一方で、食品は1,319億4,309万円から1,267億1,538万円と約52.3億円(4.0%)減少しました。
増加要因として、コロナ禍が明けて観光需要が回復したことや、「くまモンランド化構想」の推進により、国内を中心に売上が伸びたと考えられています。
「くまモンランド化構想」とは、熊本県全体がくまモンの魅力あふれる場所となり、世界中からヒトやモノ、企業が集まる地域となることを目指すものです。
くまモンの活動拠点としてほぼ毎日ステージが開催される「くまモンスクエア」のほか、阿蘇くまもと空港でもパイロット衣装のくまモン定期ステージが開催されるなど、県内各地でくまモンに会える催しが開かれています。

またグッズ等の売上増加は、台湾等との交流活性化や企業による利用増が主な要因とみられ、許諾件数も2割以上増加しています。
なお食品売上全体は微減となっていますが、県が許諾した海外売上分は増加しており、県内企業等による利用増により、輸出分の売上が伸びているようです。
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<参照>
熊本県:観光需要等の増加により国内売り上げが大幅アップ 2023年くまモン利用商品年間売上高が過去最高額の1,664億円を記録
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