株式会社矢野経済研究所は、国内の化粧品市場に関する調査結果を発表しました。インバウンド需要が追い風となり、回復基調が鮮明となっています。
関連記事:2024年の春節で訪日台湾人・香港人が購入した化粧品 上位2位を独占したのは?
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
矢野経済研究所、国内の化粧品市場に関する調査結果を発表
株式会社矢野経済研究所は、国内の化粧品市場に関する調査を実施し、9月18日に自社Webサイト上で調査結果を発表しました。
インバウンドが追い風となり回復基調鮮明
2023年度の国内化粧品市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、前年度比104.6%の2兆4,780億円となりました。
2022年に日本政府が個人旅行客の受け入れや査証免除措置の再開を実施したことなどから、順調に回復するインバウンド需要が追い風となり、回復基調が鮮明となっています。
さらに、2023年に新型コロナウイルス感染症法上の位置づけが5類へ移行したことで外出機会が増え、身だしなみの意識が高まったことで、化粧品需要が増加したといいます。
輸入額は韓国がトップ アジアコスメの人気上昇
2023年度の化粧品市場を製品カテゴリー別で見ると以下のようになっており、スキンケア市場が最も高くなっています。
- スキンケア市場:1兆1,550億円(構成比46.6%)
- ヘアケア市場:4,930億円(同19.9%)
- メイクアップ市場:4,650億円(同18.8%)
- 男性用化粧品市場:1,330億円(同5.4%)
-
フレグランス化粧品市場:326億円(同1.3%)
また日本国内では、韓国や中国・タイ・台湾などのアジアコスメの人気が上昇しています。
財務省が発表する貿易統計によれば、韓国からの2023年の化粧品輸入金額は959億6,200万円(前年比123.8%)で、フランスなどを抑えて1位となっています。
2024年度以降も引き続き需要は回復し、2028年度の化粧品市場規模は2023年度比110.6%の2兆7,400億円まで成長すると予測されています。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
株式会社矢野経済研究所:化粧品市場に関する調査を実施(2024年)
訪日ラボ 最新版セミナー&インバウンド情報まとめ
訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。
【10/8開催】「飲食店の付加価値向上EXPO」—お客様に選ばれ続ける"5つの鍵"—
原材料費や人件費の高騰で、多くの飲食店が値上げを余儀なくされています。
しかし、人口減少などを背景に市場競争が激しくなる中で、ただ価格を上げるだけでは顧客離れのリスクが...。
そこで重要になるのが、「付加価値」を高めることです。
お客様が納得できる価値を提供し、競合との差別化を図ることで、持続可能な経営を実現できます。
今回のセミナーでは、飲食業界の第一線で飲食店経営を支援する5社の専門家から付加価値向上の具体的な方法と成功事例をご紹介します。
詳しくはこちらをご覧ください
→【10/8開催】「飲食店の付加価値向上EXPO」—お客様に選ばれ続ける"5つの鍵"—
【インバウンド情報まとめ 2024年9月後編】中国「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。
この記事では、主に9月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→中国「国慶節」延べ19.4億人移動、海外旅行先の人気1位は日本:インバウンド情報まとめ 【2024年9月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」
スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!