世界中で月に20億人のユーザーを誇るGoogleマップ。訪日中も多くの外国人がGoogleマップを使って行き先を決定しています。
Googleビジネスプロフィールでは「決済方法」や「Wi-Fiの有無」などといった属性を設定でき、それにより自店舗やサービスの特徴をより効果的にアピールできます。
本記事では、訪日外国人に魅力を伝えるために活用できる属性の設定ポイント、設定によるメリット、そして具体的な設定方法についてご紹介します。
Googleビジネスプロフィールの属性とは
Googleビジネスプロフィールでは「Wi-Fiの有無」や「テラス席の有無」「車いす対応」「決済方法」などのいわゆる属性を登録できるので、設定することで特定の情報を重視しているユーザーの来店意欲が高まる効果が期待できます。
たとえば「Wi-Fiに対応している」という情報を登録しておくと、「地名 ジャンル Wi-Fi 」などで検索した際に自店舗のビジネスが表示される可能性があります。
Googleビジネスプロフィールの属性はGoogleビジネスプロフィールのオーナーのみが設定できます。設定できる属性はさまざまあり、上記以外にも一例として「女性経営者のビジネス」「要予約」「オンライン予約」などがあります。
とくに設定しておくべき属性
飲食店の場合は、決済方法について属性設定しておくと、クレジットカードなどキャッシュレス決済を使いたい人に選ばれる可能性を高められるでしょう。ほかにもベジタリアンやビーガン向けのメニューの有無などを記載しておくとインバウンド客の集客も見込めます。
美容室やネイルサロンなどは、属性に「女性経営者」を設定できます。女性のスタッフに対応してもらいたいと考えているユーザーにとって意味のある情報になります。
属性は定期的に追加される
設定できる属性の種類は、社会のニーズに応じて追加されています。
2020年9月には新型コロナウイルスに関する属性の追加があり、感染症対策を行っているかどうかを示すようになっていました。2024年現在は属性から外されています。
Googleビジネスプロフィールに属性を設定するメリット
Googleビジネスプロフィールに属性を設定することで、ユーザーにとっては来店のきっかけのひとつになります。ここでは属性を設定することで得られるオーナー側のメリットを紹介します。
ビジネスのイメージをわかりやすく伝えられる
ひとつ目はユーザーに自店舗のイメージを分かりやすく伝える手段になることです。
属性を設定することで来店しなければ分からなかった情報が知れる、来店した時のイメージがしやすくなるなどのメリットがあります。属性を設定してユーザーがイメージしやすくなれば、ユーザーの来店意欲を高めることにもつながります。
検索結果に自社のビジネスが表示されやすくなる
属性を登録すると、Google検索とGoogleマップ上に表示されるようになります。Googleのサービスで属性に関連するキーワードが検索された際は、検索結果に属性を登録した店舗のビジネスが表示される可能性が高まります。
登録している属性が多いほど検索の際に自店舗の情報が表示されやすくなり、集客アップが期待できます。間接的な集客効果が見込める施策といえるでしょう。
Googleビジネスプロフィールで属性を設定するには
まずGoogleビジネスプロフィールの管理画面を開きます。管理画面は、Google検索の検索結果とGoogleマップから開けます。Google検索の場合は、Googleビジネスプロフィールの管理画面の「プロフィールを編集」をクリックします。Googleマップの場合は、「プロフィールを編集」「ビジネス情報」をクリックします。

次に「その他」を選択して属性情報を設定します。設定が完了したら「保存」をクリックして完了です。
設定した属性は、ユーザーがGoogleで検索した際やGoogleマップで店舗などを探す際に表示されることがあります。

▲属性の登録手順(2):訪日ラボ編集部スクリーンショット
Googleビジネスプロフィールで属性を登録して集客アップにつなげる
属性情報はGoogleビジネスプロフィールの管理画面からいつでも設定できます。属性を設定することで、ユーザーへの訴求要素を増やすことになります。Googleの発表によると、Googleマップは世界中で月に20億人が使用していて、日本を訪れる外国人も情報収集などにGoogleマップを活用しています。
設定できる属性情報は定期的に変わるので、こまめにチェックして最新の情報に更新するとよいでしょう。
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