株式会社ぐるなびは12月3日、今年の⽇本の世相を反映し象徴する⾷として「今年の一皿」を発表しました。
今年新設されたインバウンド賞には、豪華な食材で訪日外国人観光客を魅了する「プレミアムラーメン」が選ばれました。
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ぐるなび、「今年の一皿」発表
株式会社ぐるなびは12月3日、2024年の「今年の一皿」を発表しました。今年から「インバウンド賞」が新設されています。
新設「インバウンド賞」に「プレミアムラーメン」
ぐるなびでは、優れた⽇本の⾷⽂化を人々の記憶にとどめ、より豊かな食の未来の進化や発展につなげるため、2014年から「今年の⼀⽫」を選定しています。
2024年の「今年の一皿」は、高級食材でありながら加工技術の変化などでより気軽に味わえるようになった「うなぎ」が選ばれました。
さらに今年新設された「インバウンド賞」は、外国人観光客から特に注目された日本食に贈られる賞です。第1回のインバウンド賞は、豪華な食材を使った「プレミアムラーメン」に決定しました。
インバウンド人気や円安で、高品質なラーメンに注目
ぐるなびは「プレミアムラーメンを」選定した理由として、以下の3点を挙げています。
- 高品質低価格で国民食の代表格であるラーメンが、インバウンド人気や円安の追い風を受け、日本においても価値基準が変化しつつある。
- 食材、麺、スープなどに付加価値をつけ、他店と差別化を図るラーメン店が増加している。
- 事前予約や優先入店の制度を導入するなど、店舗運営の形態が多様化している。
たとえば東京都渋谷区のラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」は、高級食材を使ったスペシャルなラーメンがインバウンドから人気を集め、来店客の8割が外国人。人気メニューの「特製トリュフ雲吞 醤油Soba」はブランド地鶏やアサリなどから出汁を取ったスープや、トリュフの薫る味玉など高級食材を使用し、一杯4,000円で提供しています。
ほかにもハラールラーメン店「麺屋帆のる」では、一杯3,500円〜の和牛ラーメンなど、ムスリムでも食べられるラーメンを提供。インバウンド市場が拡大していく中、「本物」の食体験を求める外国人の需要を取り込もうと、各企業が知恵を絞っています。
関連記事:日本の「ハラール」市場の可能性と、今やるべき対応とは。その最先端を走る「麺屋帆のる」運営会社のCEO・CMOに聞いた
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<参照>
株式会社ぐるなび:日本の食文化を後世に遺す「今年の一皿®」 2024年は「うなぎ」に決定!
【インバウンド情報まとめ 2024年11月後編】中国、タイの2025年祝日発表 ほか
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