訪日ラボ運営会社の株式会社movでは、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを公開しています(これまでの調査結果はこちら)。
今回は、台湾を発祥とする人気タピオカ店(ゴンチャ・春水堂)に寄せられた約8,000件の口コミを分析しました。
「ブランドごとの平均評価」や「各店舗のポジティブポイント」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の口コミ評価」についても解説しています。
インバウンド対策をするうえで口コミは重要な要素のひとつで、口コミによって多くのインバウンド客の集客に成功している店舗もあるようです。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
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調査結果の概要
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2024年10月30日時点)を対象に行いました。
- ゴンチャ(株式会社ゴンチャ ジャパン)
- 春水堂(株式会社オアシスティーラウンジ)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。
レポートをダウンロードする→こちらから
2ブランド全体の平均評価は★3.46、★4以上が58%と高評価

2023年7月18日〜2024年10月30日における、「ゴンチャ」「春水堂」のGoogleマップの口コミ数は7,902件、平均評価は★3.46でした。
★4以上が58.3%を占めている一方、約25%が★2と★1を占めるなど、評価が大きく分かれる結果となりました。
【店舗別評価】最高評価を獲得した店舗は外国語の口コミ割合も1位に
上のグラフは、ゴンチャの店舗別に口コミ数(横軸)と平均評価(縦軸)を散布図としてまとめたものです。
なかでも最高評価を獲得したのは★4.60の「ゴンチャ京都二寧坂店」で、ゴンチャ全店の平均評価★3.45を大きく上回りました。ゴンチャ全店舗のなかで外国語の口コミ割合が最も高く、高評価を獲得した一因になっている可能性も考えられます。
【ブランド別頻出キーワード分析】各ブランドの特徴が口コミにも
ゴンチャと春水堂それぞれで頻出するキーワードを多い順に並べました。
ゴンチャでは「接客面」、春水堂では「設備面」や「商品」について多く言及されています。
各ブランドの上位キーワードを分析することで、それぞれの特徴が明らかになり、これが独自性や強みにつながっていると考えられます。
【言語別分析】日本語は★3.09、外国語は★3.90、評価が分かれたキーワードは?
こちらの表は、ゴンチャに寄せられた日本語口コミと外国語口コミで使用回数の多いキーワードを順に並べ、それらがポジティブに語られている割合を示しています。
ゴンチャ全体では日本語評価が★3.09とやや低かったものの、外国語では★3.90と高評価を獲得ました。なかでも差が顕著だったキーワードが「店員」で、外国語ではポジティブ率が69%だった一方、日本語ではわずか5%でした。
外国人と日本人では評価をするポイントが異なるなど、口コミをさまざまな視点で分析することで「お客様が何に満足し、何に不満を抱えているか」などが明らかになります。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
調査概要
- 口コミ分析対象期間:2023年7月18日 〜 2024年10月30日
- 調査リソース:Googleマップ
- 口コミ取得数:7,902件
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訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
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