訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、有名和食チェーン3ブランドに寄せられた約8,100件の口コミを分析しました。
「ブランド平均」や「各店舗の評価比較」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の方の口コミ評価」についても解説しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2024年12月現在)を対象に行いました。
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
有名和食チェーン3ブランド、約8,100件の口コミを徹底分析
2023年12月1日〜2024年11月30日における有名和食チェーン3ブランドのGoogleマップの口コミ数は8,105件、平均評価は★3.79でした。
★5が31.7%で、★1は6.7%という結果でした。
「かごの屋」は「料理」「食事」の評価がほか2ブランドよりも低い
ブランド別口コミの中で使用回数の多いキーワードを順に並べ、それらがポジティブに語られている割合を示しています。
いずれのブランドも「料理」や「食事」といったキーワードが頻出していて、「権八」と「なだ万」ではそれぞれポジティブ率が90%を上回るなど高評価を獲得しています。
一方、「かごの屋」は「食事」のポジティブ率が86%、「料理」にいたっては71%と、他ブランドと比較してポジティブ率を大きく落とす結果となりました。
外国語に限定して分析、なだ万はお店の「サービス」に改善の余地あり!?
続いては、外国語口コミに限定し、使用回数の多いキーワードを順に並べてそれらがポジティブに語られている割合を示しています。
「なだ万」は他社と比較すると「サービス」や「スタッフ」のポジティブ率が低いことがわかりました。
「かごの屋」は日本語口コミが3.52、全言語のなかで最低評価
上の表は3ブランドすべてを言語別評価で比較しています。
外国語評価は全てのブランドにおいて日本語評価を上回っています。「かごの屋」は日本語の口コミ評価が最も低い結果となりました。
日本人のお客様が満足/不満を抱くポイントを分析することで、他ブランドとの差分を解消し、店舗改善につながる可能性がありそうです。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
調査概要
- 口コミ分析対象期間:
2023年12月1日 〜 2024年11月30日 - 調査リソース:Googleマップ
- 口コミ取得数:8,105件
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今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。
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訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
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アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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