寿司店のGoogleビジネスプロフィール活用【エキスパートに聞く!業種別GBP活用講座 vol.5】

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※本記事は、2021年10月15日に掲載した記事を一部修正の上、再掲しています。

各業種におけるGoogleビジネスプロフィールの活用方法をテーマに、Googleビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパートの永山卓也氏とざっくばらんに語る連載企画「エキスパートに聞く!業種別GBP活用講座」。

5回目となる今回は、インバウンド需要が高まる中で注目される「寿司店のGoogleビジネスプロフィール活用」について伺います。インバウンド客にもアピールできる効果的な情報発信を深掘りしていきます。

【連載】エキスパートに聞く!業種別GBP活用講座

参照:Ads & Commerce Blog / Google ビジネス プロフィール ヘルプ

<プロフィール>

永山卓也 - Googleビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパート/「訪日ラボ」アドバイザー&「口コミコム」テクニカルアドバイザー


ローカルビジネスのマーケティング支援に豊富な経験を持ち、企業、自治体、地域団体を問わず実績は多数。株式会社ユニットティ代表取締役。Googleビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパート。インバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」アドバイザー&「口コミコム 」テクニカルアドバイザー。

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寿司店のGoogleビジネスプロフィール活用について

編集部:
今回も業種別のGoogleビジネスプロフィール活用について、永山さんとざっくばらんにお話ししていきます。よろしくお願いします!

永山:
よろしくお願いします。

編集部:
今回は、「寿司店のGoogleビジネスプロフィール活用」について伺っていきたいと思います。

永山:
わかりました、寿司屋ですね。ちなみに、どういうタイプの寿司店を想定していますか?

編集部:
…どういうタイプの寿司店、というのは?

永山:
寿司店といっても、いわゆる居酒屋兼お寿司屋さんといったものから、割烹や和食店などと絡めている寿司店、そして回転寿司などさまざまありますよね。

編集部:
あっ、確かにそうですね。永山さんがそうお聞きになったということはやはり、業態などによってもGoogleビジネスプロフィールの施策って変わってくるのでしょうか?

永山:
はい。業態によって、まったく別の業種とも言えるので、かなり違ってきますね。

編集部:
なるほど。そうしましたら、いわゆる”回らないお寿司屋さん”のような業態から伺ってもよろしいでしょうか?

永山:
わかりました。

”回らない寿司店”では、その日のネタに合わせて鮮度の高い情報を発信しよう

永山:
これは回転寿司店なども共通ですが、寿司店では、旬の魚や、季節ならではのメニューについてしっかりと発信していく必要があります。

編集部:
”回らない寿司店”だったらより顕著だと思いますが、回転寿司店などでも期間限定で旬の魚を提供していることはありますもんね。

永山:
はい。その中でも、”回らない寿司店”の場合は、その日に仕入れたネタによって「今日しか食べられません」みたいなメニューもあるんじゃないかと。

なので可能であれば、「今日はこういうお魚が入ってます」みたいな、リアルタイムな情報を発信できたら良いと思います。

ちょっと格好良く言うと「"寿司ネタの鮮度" と "情報の鮮度"がリンクしている」という言い方もできます。ネタの鮮度が落ちた状態で情報を出しても、価値は薄れてしまうので、ネタの鮮度ができるだけ良いうちに、情報も鮮度が良い状態で発信するのが良いですね。

編集部:
なるほど。「鮮度がリンクする」という言い方、すごくキャッチーでおもしろいです。

永山:
あとメニューの話で言うと、まちのお寿司屋さんであれば、地酒を扱っている場合も多いですよね。

これもひとつの売りだと思うのですが、あまりGoogleビジネスプロフィールなどで伝えきれていないので、発信できると良いでしょう。

予算などが「店舗を訪れてはじめてわかる」状態になっているのであれば改善を

永山:
ところで、寿司店の予算感がわかりづらいなって感じたことないですか?

編集部:
あります! ”一貫◯円”っていう表示を見てなんとなく高い・低いがわかる方もいるんでしょうけど、あまり高級なお寿司屋さんに行ったことがないのでわからなくて…。

「意外と高かったな」となるのが怖いので、なんとなく避けてしまってるかもしれないです。

永山:
そうですよね。とくに高級なお店だったら、「結局いくらかかるの?」という点が気になる人は多いはずです。

グルメサイトによっては予算が載っていますが、「おまかせで予算いくらでお作りしますよ」といったご案内があると、さらに利用しやすくなると思います。

編集部:
それはいいですね。事前に予算がわかっていれば、行こうとなる人も増えそうです。

永山:
あとは寿司店の場合、出前をやっていることも多いですよね。その場合、予算の幅はいくらなのか、おまかせなのかそれとも細かく指定できるのか、容器がどんなものなのかなどを発信しておいた方がいいです。

たとえば企業が仕出しとして頼んだ際、「容器がペラペラのプラスチックのものだった」といったことがあると、クレームや低評価な口コミを生みかねません。

編集部:
確かに、「行ってはじめてわかる」「頼んではじめてわかる」という状態は、お客様にとってもお店にとっても良くないということですね。

回転寿司はファミレスに近い業態、子ども向けメニューなどを発信しよう

編集部:
一方で、回転寿司店ではどういった施策が考えられますか?

永山:
回転寿司店の場合、ターゲットとしてはファミリーレストランに近く、親子連れなども多くなります。

編集部:
ファミリーレストランと似たようなシーンで利用されているイメージがありますね。

永山:
はい。なのでたとえばキッズメニューがあるのか、カプセルトイなど子どもが楽しめる料理以外のコンテンツがあるのかなどを発信していくと良いです。

そういった投稿をした上で、「親子連れ」「子ども連れ」などのキーワードで検索に引っかかるのかどうかを確認しましょう。

回転寿司店でなくても、まちのお寿司屋さんでもお子様向けメニューなどが用意されている場合があると思います。その場合は同じように参考にしてください。

編集部:
では反対に、ファミリーレストランと違う点はありますか?

永山:
回転”寿司”とは言っても、揚げ物があったりケーキがあったりと、寿司以外のサイドメニューやデザートが充実しているお店が多いですよね。

にもかかわらず、メインの寿司以外にどんなメニューがあるのかが、Googleビジネスプロフィールではしっかりと発信できていない場合が多くあります。

公式サイトに書いているメニューを、Googleビジネスプロフィールでも同様に発信していきましょう。

編集部:
確かに、Googleビジネスプロフィールのメニュー機能に登録したりすれば、公式サイトを見なくてもGoogleマップからメニューが確認できるので、よりアピールしやすくなりそうですね。


永山:
今回はいかがでした?

編集部:
業態によって、施策がこれだけ異なることに驚きました。奥が深いですね。

永山:
はい。今回は「積極的に情報発信したい」と考えている寿司店を対象としてお話しましたが、いわゆる「一見さんお断り」みたいな、そもそも情報を出さないスタンスを取っている寿司店もあると思うので、そうなるとさらに考え方は変わってくると思います。

編集部:
なるほど〜。毎回勉強になります。次回もよろしくお願いします!

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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