訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、人気せんべろチェーン7ブランドに寄せられた約4,000件の口コミを分析しました。
「ブランド平均」や「各店舗の評価比較」に加え、口コミコムの独自機能である外国語口コミ分析を用いた「外国人の方の口コミ評価」についても解説しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。

調査結果(抜粋)
本調査は、以下ブランドの国内全店舗(※2025年1月現在)を対象に行いました。
- 晩杯屋(株式会社アクティブソース)
- ほていちゃん(株式会社フォートップス)
- じぃえんとるまん(さか萬株式会社)
- 居酒屋一休(株式会社 一休)
- かぶら屋(株式会社フーデックスホールディングス)
- さくら水産(株式会社テラケン)
- 蔵元居酒屋清龍(株式会社清龍酒蔵)
【ブランド別】口コミ数と平均評価の内訳

こちらのページでは、調査対象の7ブランドで「評価(★の数)の内訳」を調査しました。
平均評価が★3.97と、7ブランドの中で最も高い「かぶら屋」では、★4以上の評価の割合が71.8%でした。★5の割合のみで比較すると、「居酒屋一休」が47.3%でトップに位置しています。
【業界のキーワード傾向】接客について改善の余地あり!?

口コミの中で頻出するキーワードを多い順に並べ、そのキーワードがポジティブに語られている割合を算出しました。
全体ではせんべろ店舗らしく最も多く使用されているキーワードは「酒」でした。ポジティブ率も92%と非常に高い数値を示しています。
「店員」や「注文」など接客サービスに関するキーワードが頻出している一方、ポジティブ率が低く、改善することでポジティブ率の向上が期待できそうです。
一方、「コスパ」についてはポジティブ率が96%と評価が高く、満足している様子がうかがえます。
外国語は平均★4.54と日本語より高評価

こちらのグラフでは、口コミの外国語比率(左)と言語別の口コミ比率(右)を円グラフで表しています。
調査期間中に寄せられた口コミの外国語比率を算出したところ3.9%でした。
また、口コミ評価は日本語平均★3.75に対して外国語平均★4.54と、外国語評価が日本語評価よりも0.79pt高い結果となりました。これは他業界と同様の傾向で、外国人の口コミを集めることは店舗全体の平均評価を引き上げることにつながります。
【言語別評価比較】「さくら水産」の店舗改善のヒントは日本語口コミにあり!?

外国語口コミ比率の高い「さくら水産」と「かぶら屋」の2ブランドと、1店舗あたりの口コミ数が多い「蔵元居酒屋清龍」を言語別評価で比較しています。
外国語評価はすべてのブランドにおいて日本語評価を上回っています。
日本語の口コミ評価で最も低いブランドは「さくら水産」で、外国語の口コミ評価で最も低いブランドは「蔵元居酒屋清龍」でした。言語別の口コミを分析することで、他ブランドとの差分を解消し店舗改善につながる可能性がありそうです。
調査内容の詳細をご覧になりたい場合は、レポートをダウンロードしてご覧ください。また、自社の分析を希望される方は株式会社movまでお問い合わせください。
調査概要
- 口コミ分析対象期間:
2024年1月1日 〜 2024年12月31日 - 調査リソース:Googleマップ
- 口コミ取得数:4,016件
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