ローカルSEOの3つのメリットとは?SEOとの違い・対策方法4選も紹介

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「ローカルSEO」とは一般的に、Googleマップなどで上位表示されるための施策を打ち、ユーザーの目にとまる機会を増やして店舗集客の向上を目指す施策のことを指して使われることが多くなっています。

近年、訪日外国人の増加に伴い、地域の観光・商業施設でもローカルSEOの活用が求められています。しかし多くの場合、実際にどのような取り組みをすれば集客につながるのか把握していないのが現状です。

本記事では、ローカルSEOのメリットを中心に、SEOとの違いや具体的な活用方法を詳しく解説します。

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ローカルSEOとは

SEOとは「Search Engine Optimization」を略した言葉で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。

一方、SEOの中でも地域名を含むキーワードによる検索で上位を目指すために行うことを「ローカルSEO」と呼びます。別名「MEO」と呼ばれる場合もあります。

ローカルSEOの具体例には、「渋谷 カレー」や「渋谷 イタリアン」など、「地域名+業種」で検索した場合の検索結果に、店舗や自社の情報が上位に表示されるような対策があります。

SEOとの違い

「SEO」は検索エンジンで検索された際に、検索結果の上位に表示されるような施策を意味します。

一方で「ローカルSEO」は、検索エンジンやマップにおいて地域名を含んだキーワードや、ユーザーの位置情報を含む検索(ローカル検索)に対し、上位に表示されることを目指す取り組みを指して使われることが多くなっています。

ただ、ローカルSEOMEO)の定義は定まっておらず、「Googleマップにおける表示順位を上げること」をローカルSEOMEO)と定義する業者もいれば、Googleビジネスプロフィールの項目を設定することをローカルSEOMEO)と定義する業者もいます。

業者によって定義が異なるため、ローカルSEOMEO)が何を指しているのかしっかり確認するようにしましょう。

ローカルSEOの3つの要素

検索エンジンとしてもっとも有名なGoogleでは、ローカル検索、つまりローカルSEOの掲載順位に関わる要素として「関連性」「距離」「視認性の高さ(知名度)」の3つをあげています。

1つ目の「関連性」はビジネスに関する情報を充実させることで、検索する際に用いる語句と自社サイトの情報がより一致し、検索語句との関連性が向上します。

2つ目の「距離」は、検索する際に指定される駅名などの場所からビジネス所在地までの距離を指します。Googleマップでの検索では、検索語句の中に地名などが含まれていない場合、検索しているユーザーの現在地からビジネス所在地までの距離が算出されます。

3つ目は「視認性の高さ(知名度)」で、ビジネスがどの程度広く認知されているかを指します。オフラインにおける知名度だけでなく、外部サイトにおけるリンク設定数や記事などのWeb上に示されている情報、口コミ数などさまざまな要素が知名度を測るものとして、掲載順序に影響するとされています。

<参照>

Googleビジネスプロフィールヘルプ:Googleのローカル検索結果のランキングを改善する方法

ローカルSEOの3つのメリット

続いてはローカルSEOに取り組むメリットを解説します。

1. 掲載料0円(無料)で始められる

ローカルSEOのメリットのひとつは、無料で取り組める点です。

SNSも無料で始められますが、集客につなげるにはそれなりの労力と期間が必要です。ローカルSEOであれば無料で始められるだけでなく、ポイントをおさえればすぐに集客効果が期待できることから、集客を強化したい事業者はローカルSEO対策をしたほうがいいといえるでしょう。

2. 来店見込みの高いユーザーに店舗情報を届けられる

ローカルSEOは集客アップが期待できます。

ある特定の地域でサービスの利用を考えているユーザーは「渋谷 ラーメン」など「地域名+業種」で検索する場合が多く、検索結果から気になる店舗を見つけた際は利用する確率が高いといえます。

基本的な情報を入力するほか、最新情報を発信するだけでもある程度は集客につながります。効果的な施策を行うことで、さらなる集客効果が期待できるでしょう。

3. 予約ページに誘導できる

飲食店や美容室であれば、予約ページに誘導できるのもローカルSEOに取り組んだほうがいい理由のひとつといえます。予約ページに誘導する方法は2つあって、1つは予約リンクを貼って遷移させる方法で、もう1つは「Googleで予約」を活用する方法です。

予約リンクは自社サイトのほか、ホットペッパーなど大手グルメサイトなどの予約ページに遷移するリンクの2パターンありますが、自身でどちらの予約リンクを設置するかは選べず、Googleによって自動的に表示される仕様なので注意が必要です。

ローカルSEOでやっておきたいこと4選

ローカルSEOを実践するにあたり、重要なポイントがいくつかあります。とくにGoogleビジネスプロフィールはローカルSEOでは欠かせないサービスであり、積極的に対応していく必要があります。

1. Googleビジネスプロフィールに登録する

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップなど、Googleが提供するサービスに表示されるビジネス情報を無料で管理できるツールです。

GoogleサービスはPC、スマホともに広く使われています。新しい情報を取得する際、Google 検索を使う人も少なくないでしょう。

ユーザーの目的が店舗や施設の訪問にあると検索エンジンが判断するとき、Google 検索の上部には店舗や施設の情報が上位に表示されます。この時表示される店舗や施設の情報を編集できる無料ツールがGoogleビジネスプロフィールです。

GoogleビジネスプロフィールはローカルSEOを実施するうえで必要不可欠なツールです。登録方法の詳細は以下の記事で解説しています。

関連記事:Googleビジネスプロフィールとは?インバウンド客を集客する方法やメリット、注意点など

2. Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる

Googleビジネスプロフィールへの登録が完了したら、Googleビジネスプロフィールで入力できる内容を思うままに埋めるようにしましょう。

具体的には、住所や電話番号、カテゴリ、属性といった基本情報を正確に、かつ詳細に入力します。他にも口コミの管理こまめな写真の更新などで、情報を常に最新の状態にするようにしましょう。

3. ユーザーが検索しそうな語句を想定し、その語句を入れて情報を整備

ローカルSEOにおいて重要な要素のひとつがキーワード対策です。

たとえばあなたが新宿にいて、近くでおいしいランチのお店を探したい場合、検索窓に「ランチ 新宿」といったキーワードを入力するでしょう。これが「キーワード」の役割です。どんなに魅力的なお店であっても、そもそも検索結果に表示されなければ見つけてもらえません。

ユーザーが検索しそうな語句を選定したら、その語句を入れた形でさらに情報を整備しましょう。そうすることでより検索結果に表示され、露出が増えて集客につながる可能性が高まります。

4. 口コミを集める

口コミを集めることで来店や利用を促進するだけでなく、キーワード対策にもつながります。

たとえば美容室に「メンズカットが上手だった」という口コミが寄せられた場合、Google検索やGoogleマップで「メンズカット」と検索されたときに表示されやすくなるのです。

また、口コミが多く寄せられることで、ユーザーから信頼できるビジネスとして認識されることも期待でき、新規顧客の開拓にもつながります。

ローカルSEOで認知度を上げ、集客へつなげる

ローカルSEOとは一般的に、ユーザーが地域名と業種で検索した際に、上位に表示されるように対策を講じることを意味します。ただ、定義が定まっていないため注意が必要であることは覚えておくようにしましょう。

ローカルSEOによって認知度の向上集客効果が期待できるにもかかわらず、無料で取り組める点が大きなメリットといえます。

Googleビジネスプロフィールの詳しい使い方については、口コミアカデミーの「Googleマップの教科書」で紹介しています。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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