インバウンド購買意欲指数、紅葉・ホリデーシーズンの旅行需要で高水準で推移:2024年第4四半期

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三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社と株式会社インジェスターは2月12日、全国の小売店を訪れる外国人観光客の購買意欲について測定する指数「インバウンド購買意欲指数」の2024年第4四半期分を公表しました。

関連記事:インバウンド購買意欲指数は今後も維持の見通し:2024年第2四半期

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インバウンド購買意欲指数とは

インバウンド購買意欲指数は、訪日外国人観光客の購買動向を分析し、関係分野における経営・景気判断の参考資料とすることを目的とした指数です。

調査対象は、以下の通りです。

  • 調査対象:全国の小売店の販売員(株式会社インジェスター派遣)
  • 調査対象品目:各店舗で取り扱われている全ての商品
  • 調査客体:店頭で訪日外国人の接客を担当する者

主な調査事項は以下の3つです。

  • 訪日外国人観光客による購買意欲の水準に対する現状判断(水準)
  • 前月と比較した訪日外国人観光客による購買意欲の方向性に対する現状判断(方向性)とその理由
  • 訪日外国人観光客による購買意欲の先行きに対する先行き判断(方向性)とその理由

調査客体から収集した情報を下記の表に従って点数化し、その平均値を最低0点から最大100点となる指数(Diffusion Index、DI)としています。

この指数が50より大きいほど購買意欲が強く、小さいほど購買意欲が低いと判断できます。

▲インバウンド購買意欲指数の評価基準 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社プレスリリースより
▲インバウンド購買意欲指数の評価基準 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社プレスリリースより

インバウンド購買意欲指数の推移

2024年第4四半期の動向は、四半期と月次ともに現状水準DIや先行き判断DIがマイナスとなったものの、紅葉やホリデーシーズンの影響もあり、高水準での推移となりました。

四半期の推移

2024年第1四半期から2024年第4四半期にかけての四半期の推移は、以下の通りです。該当月の指数を単純平均し、四捨五入して整数値にして算出されています。

▲2024年第2四半期、四半期別のインバウンド購買意欲指数 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社プレスリリースより
▲2024年第2四半期、四半期別のインバウンド購買意欲指数 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社プレスリリースより

2024年第4四半期の指数は、第3四半期の指数と比較して概ね横ばいと判断されています。

月次の推移

2024年第1四半期から2024年第4四半期にかけての月ごとの推移は、以下の通りです。

▲2024年第4四半期月別のインバウンド購買意欲指数 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社プレスリリースより
▲2024年第4四半期月別のインバウンド購買意欲指数 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社プレスリリースより

月次での指数は2024年の上半期と比べると低下していますが、すべてのDIにおいて60後半、70近い数値を示しており「高水準」とされています。

背景として考えられるのが、紅葉やホリデーシーズンなどによる旅行の需要増加だということです。

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<参照>

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社:インバウンド購買意欲指数(2024年第4四半期)の結果について

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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