訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、こだわりの野菜を使った料理で人気の飲食店2ブランド「AWkitchen」「やさいの王様」に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
調査結果(抜粋)
本調査は、「AWkitchen」「やさいの王様」に寄せられた口コミ579件を対象に行いました。
- AWkitchen(株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス):8店舗
- やさいの王様(株式会社フォレストフーディング):3店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
口コミ数、評価ともに「AWkitchen」が「やさいの王様」をわずかに上回る結果に

こちらの散布図では、調査対象2ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数、平均評価(★の数)ともに「AWkitchen」が「やさいの王様」をわずかに上回る結果となりました。
「AWkitchen」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成

こちらの表では「AWkitchen」の口コミを分析し、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」ごとにランキング形式で分析しています。
< 使用回数が多いキーワード「パスタ」はこんな文脈で使用されています >
・「パスタにもたっぷりの野菜が使われていて美味しい」
・「パスタにリゾット、どの一品もヘルシーで満足感がある」
< ポジティブ率が高いキーワード「新鮮」はこんな文脈で使用されています >
・「料理は新鮮な野菜が豊富で、健康志向の人にもぴったり」
・「サラダバーは新鮮で美味しい」
< ネガティブ率が高いキーワード「残念」はこんな文脈で使用されています >
・「ホットケーキはメニューの写真との違いが大きく残念だった」
・「ピザのコースがなくなってしまったのが残念」
2ブランドともにキーワード「店内」のポジティブ率が高い結果に

こちらの表では、調査対象2ブランドの「オペレーション」「店内」「接客」「料金」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:店内 >
「AWkitchen」「やさいの王様」ともにキーワード「店内」のポジティブ率が高くなっています。「AWkitchen」の実際の口コミでは、「天井が高くゆったりした店内」を高く評価する声が多く寄せられていました。
< キーワード:値段 >
2ブランドともに、キーワード「値段」のポジティブ率が低い結果となりました。実際の口コミを詳細分析することで、ユーザーがどのような部分に不満を持っているのかを把握することができます。
レポートでは他にも、「料理」に関するキーワードを分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
外国語口コミ比率は「AWkitchen」が10.9%、「やさいの王様」が4.6%

こちらのグラフは、調査対象2ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を表しています。
「AWkitchen」の外国語口コミ比率は10.9%と「やさいの王様」よりも高くなっています。本レポートでは、外国語の口コミを集めるメリットなどについても解説しています。ダウンロードしてご覧ください。
「AWkitchen」では外国語の口コミのなかで「英語」の割合がもっとも大きい

こちらのグラフでは、調査対象2ブランドの「外国語口コミの言語割合」を算出しています。
外国語口コミ率が高い「AWkitchen」では「英語」の割合がもっとも大きく56.8%、次いで「中国語(繁体字)」が24.3%となっています。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年4月1日〜2025年2月28日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:579件
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月前編】最新の「観光白書」公開!インバウンドに関わる政策の変更点を徹底解説 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→最新の「観光白書」公開!インバウンドに関わる政策の変更点を徹底解説 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!