訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、ベトナムフォーチェーン2ブランド(コムフォー/フォーティン トーキョー)に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、ベトナムフォーチェーン2ブランドに寄せられた口コミ626件を対象に行いました。
- コムフォー(シマダハウス株式会社):5店舗
-
フォーティン トーキョー(株式会社プレイフォー):5店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
1店舗あたりの口コミ数・平均評価ともに「フォーティン トーキョー」が上回る結果に

こちらの散布図では、調査対象2ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
「コムフォー」の1店舗あたりの口コミ数は14.6件で、平均評価は★2.68でした。対して「フォーティン トーキョー」の1店舗あたりの口コミ数は110.6件で、平均評価は★4.13と、いずれもコムフォーを上回る結果となりました。
キーワード「パクチー」のポジティブ率は2ブランド間で差が見られた

こちらの表では、調査対象2ブランドにおける、「料理」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:パクチー >
キーワード「パクチー」のポジティブ率は2ブランド間で明確な差が見られました。「コムフォー」では「パクチーの量が少ない」「パクチー抜きでも匂いが残る」といった、好みが分かれる食材ならではのネガティブな反応が見られました。
< キーワード:大盛り >
2ブランドともに「大盛り」のポジティブ率が他のキーワードと比較して低くなっています。実際の口コミでは、大盛りの量と値段のバランスに不満を感じる声が多く見られました。
レポートでは他にも、キーワード「店内」「オペレーション」「接客」「シチュエーション」について分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
「フォーティン トーキョー」の口コミの25.7%が外国語

こちらのグラフは調査対象2ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を示しています。
「フォーティン トーキョー」では外国語口コミ比率が25.7%と、「コムフォー」の13.8%に比べて約2倍に達しています。訪日外国人からの認知度・利用率が相対的に高いことがうかがえる結果となりました。
「フォーティン トーキョー」の外国語口コミは「ベトナム語」が過半数を占めている

こちらのグラフでは、調査対象2ブランドの「外国語口コミの言語割合」を算出しています。
「フォーティン トーキョー」の外国語口コミは「ベトナム語」が51.8%と過半数を占めており、ベトナムのユーザーからの支持が強いことがうかがえます。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年5月1日〜2025年3月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:626件
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年7月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!