世界最大級の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー」は5月20日、2025年夏の旅行動向に関する調査結果を発表しました。
同調査は、同社がQualtricsと共同で行った、日本を含む世界6か国の合計2,800人以上の旅行者を対象に実施した意識調査と、トリップアドバイザーのサイトの利用状況データに基づいたものです。
関連記事:アメリカの夏旅トレンド、割安感から日本・アジア圏が人気に(Hopper)
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世界の旅行者の77%が「今夏に旅行を計画」と回答
同調査によると、世界6か国の旅行者に向けた調査で「今夏(2025年6月1日~8月31日)に旅行を計画している」と回答した割合は77%で、そのうち国内旅行が48%、海外旅行が30%、国内旅行と海外旅行の両方が22%となりました。
今夏の旅行での出費については以下のように回答しています。
- 「2024年よりとても多い」16%
- 「2024年より少し多い」35%
- 「2024年と同じ」42%
- 「2024年より少ない」7%
- 「2024年よりとても少ない」1%
また、旅行中の傾向については、81%が「旅行中のアクティビティや体験を優先する」と回答。人気のアクティビティは、文化ツアーや歴史的名所や史跡を巡るツアー、屋外でのアクティビティ、アミューズメントパークツアーなどが挙がっています。
2025年夏の人気国内観光地は「銀座」「歌舞伎町」「西新宿」がTOP3に
今夏において海外からの旅行者に人気の国内観光地は、以下の通りとなっています。
- 銀座(東京都)
- 歌舞伎町(東京都)
- 西新宿(東京都)
- 箱根町(神奈川県)
- 那覇市(沖縄県)
- 浅草(東京都)
- 富士河口湖町(山梨県)
- 恩納村(沖縄県)
- 代々木(東京都)
- 博多駅前(福岡県)
東京都の観光地がTOP3を独占していることに加えて、ランキングの半数が東京都の観光地となりました。また、夏という季節柄、沖縄県の観光地が2つランクインしています。
加えて、今夏において海外からの旅行者に人気上昇傾向が強い国内観光地は、以下の通りとなっています。
- 日本橋(東京都)
- 松山市(愛媛県)
- 倉敷市(岡山県)
- 美瑛町(北海道)
- 十和田市(青森県)
- 青森市(青森県)
- 中州(福岡県)
- 千駄木(東京都)
- 押上(東京都)
- 千日前(大阪府)
関連記事:夏の注目旅行先、日本の都市がトップ1・2を独占(Mastercard調査)
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<参照>
トリップアドバイザー株式会社:トリップアドバイザー、2025年夏の旅行動向を調査
【7/23開催】育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは
本セミナーでは、インバウンド観光における地方誘客や地域消費拡大の鍵として、「ローカルガイド」の可能性に焦点を当てます。
観光地では今なお、多言語で地域の歴史や文化を伝えられるガイドが不足しており、「訪日外国人の受け入れ体制が十分とはいえない」と感じている自治体も多いのではないでしょうか。
そこで注目されているのが、地域に根ざした人々が観光客を案内する「ローカルガイド」です。
2018年の法改正により、国家資格がなくても有償でガイドができるようになり、地域住民や移住者など、さまざまな人がローカルガイドとして活躍できる時代となりました
誰もがガイドになれる今だからこそ、地域の魅力を正しく伝え、訪日外国人に満足してもらえるガイド人材がこれまで以上に重要になっています。質の高いローカルガイドを増やせば、インバウンドの消費を促進し、地域経済への波及効果も大きく期待できます。
本セミナーでは、株式会社羅針盤と株式会社movが共催し、インバウンドを地域でどう受け入れ、地域の魅力をどう伝えるか。そのために欠かせないローカルガイドを増やすための具体的な打ち手や、現場での実践例を詳しくご紹介します。
<セミナーのポイント>
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詳しくはこちらをご覧ください。
→育成だけではガイドは増えない!地域の魅力を最大化させる『ローカルガイド』を増やす打ち手とは【7/23開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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