訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke（ペイク）」を運営する株式会社Paykeは5月29日、2025年春節・旧正月の店頭注目商品ランキング（福岡編）を発表しました。
同ランキングは、春節・旧正月前後の期間（2025年1月1日〜2月28日）で取得された福岡エリアのスキャンデータをもとに、国・地域別（韓国、台湾、香港）TOP10を発表しています。
各国でランクインした商品は、前年と比べて大きな変動が見られました。
関連記事：大阪で訪日客から人気を集めた商品は？韓国人の1位は「プリン」（Payke）
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総合1位は塗って焼くだけのシュガートースト
Paykeは、商品バーコードをスキャンすると商品情報が7言語で表示されるアプリです。スキャン回数が多い商品は、多くのユーザーが手に取って確認していることを意味します。
春節・旧正月期間の福岡における総合ランキングは、以下の結果となりました。
- ソントン シュガートーストきなこ揚げパン風味 100g
- パブロンゴールドA錠 210錠
- パブロンゴールドA微粒44包
- 毛穴撫子 お米のマスク 10枚入
- クオリティファースト ダーマレーザー スーパーVC100マスク
- クラブ すっぴんパウダーパステルローズの香り 26g
- サナ なめらか本舗 豆乳イソフラボン リンクルアイクリーム N
- クラブすっぴんパウダーC クリアタイプ プレストパウダー
- メラノCC ディープクリア酵素洗顔 （130g）/ メラノCC
- なめらか本舗 目元ふっくらクリーム
1位は、2024年にはTOP10圏外だった、「ソントンシュガートーストきなこ揚げパン風味」。2025年のランキングの特徴として、1位の商品を含め食品やコスメカテゴリの商品も多くランクインしています。
さらに、「クオリティファースト ダーマレーザー スーパーVC100マスク」「クラブ すっぴんパウダー」などのスキンケア・美容系商品も今年初登場で上位にランクインしました。
また「パブロンゴールドA錠210錠」「パブロンゴールドA微粒44包」などの定番の風邪薬は、2024年に引き続き高い人気を集めています。
【韓国】食品がランキング1位に 医薬品は軒並みダウン
韓国インバウンド客におけるランキングでは、「ソントンシュガートーストきなこ揚げパン風味」が1位となりました。食品が1位となったのは韓国のみです。
また、「毛穴撫子 お米のマスク」「クラブ すっぴんパウダー」など、多くのスキンケア・美容アイテムが初めてTOP10にランクインしました。
一方で、2024年はランキングの大部分を占めていた医薬品の順位が軒並みダウン。2024年の1位「イブクイック頭痛薬 40錠」、2位「イブA 60錠」はランキング圏外となりました。4月に韓国関税庁が一部鎮痛薬の国内持ち込み禁止を発表した関係で、イブをはじめとする医薬品の存在感が弱まっています。
関連記事：イブやロキソニンなど、一部鎮痛薬が韓国持ち込み禁止に 関税庁が取り締まり
【台湾】「のどぬーるスプレー」シリーズ3商品がTOP10入り
台湾インバウンド客におけるランキングでは、「小林製薬のどぬーるスプレー」シリーズが1位・2位・7位にランクインしました。
また人気のサプリメントの傾向も変化しており、2024年にランクインしていた医薬品系サプリメント「アリナミンEXプラス」に代わり、「DHC 速攻ブルーベリー」「持続型ビタミンC」など、健康志向のサプリメントがランキング上位に入っています。
また「クオリティファースト ダーマレーザー スーパーVC100マスク」は、2024年に引き続きTOP10入りしています。
台湾のランキングは、ほかの地域と比較すると、TOP10の入れ替わりが最も少ない結果となりました。
【香港】ほかの地域で見られなかった商品が多数ランクイン
香港インバウンド客におけるランキングでは、「メディクイックプロ軟膏 8g」が1位となりました。この商品は、香港ランキングにのみ登場しています。ほかにも、「アイリス CL-I ネオ」「クリアターン ごめんね素肌マスク」なども香港でのみランクインしました。
同時期に大阪で調査されたランキングでは、香港と台湾は似た傾向が見られた一方で、福岡では香港独自のラインナップが際立つ結果となっています。
【カテゴリ別】「目薬」が2年連続1位 競争激化の傾向に
カテゴリ別のランキングでは、2024年に引き続き「目薬」が1位となりました。
国別ランキングではほとんど見られなかった目薬が1位となっていることから、目薬カテゴリ内でスキャンされる商品のブランドや種類が分散された可能性が考えられるとしています。目薬の需要は高い一方で、選ばれる商品が多様化して競争がより激しくなっていること状況がうかがえます。
同様の傾向は、「洗顔」や「ソフトドリンク・ジュース」、「ラーメン」といったカテゴリでも見られるようです。
インバウンド客の間で、カテゴリ内の選択肢の多様化が進んでいる様子がうかがえます。
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＜参照＞
株式会社Payke：インバウンド 2025年春節/旧正月の人気商品ランキング［福岡編］
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
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【インバウンド情報まとめ 2025年7月前編】「予言」の日7/5終了で訪日需要戻るか、6月の香港からの訪日客は33%減 ほか
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