成田国際空港株式会社は5月29日、2025年3月期(2024年度)連結決算を発表しました。
航空需要が順調に推移したことや、円安効果により物販・飲食収入が好調だったことから、営業収益は2,637億円となり、4期連続の増収となりました。
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2024年度決算、インバウンド好調で増収増益
成田空港の航空旅客数は、2019年度以来5期ぶりに4,000万人を超え、特に国際線外国人旅客数が開港以来初めて2,000万人を超えて過去最多を記録しました。
2024年4月以降、国際航空貨物量も12か月連続で前年同月を上回って順調に推移していることや、円安効果で物販や飲食収入も好調だったことから、営業収益は2,637億円で4期連続の増収となりました。
また営業利益は422億円、当期純利益は351億円となり、増益を達成しています。

営業利益の内訳をセグメント別に見ると、特にリテール事業において国際線旅客数が前年度を大幅に上回ったことや、円安傾向が続いたことから、物販・飲食収入が前期比28.4%増の948億円、構内営業料収入は前期比32.4%増の128億円の増収となりました。
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2025年度は増収減益の見通し 中国や東南アジア路線中心に増便見込む
2025年度における国際線の発着回数および旅客数は、中国や東南アジア路線を中心とする増便が見込まれることから前年を上回る見通しです。一方で、労務単価や諸物価の高騰の影響のほか、需要増への対応の必要性や老朽化した施設の修繕・更新などによるコスト増も想定されています。
結果として、2025年度の営業収益は5期連続の増収を想定するものの、営業利益、経常利益、当期純利益は減益となる見通しが立てられました。

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<参照>
成田国際空港会社(NAA):2025年3月期(2024年度) 連結決算について
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
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- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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