訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、ロードサイドラーメン4ブランド(幸楽苑/来来亭/ラーメン山岡家/ラーメン横綱)に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、ロードサイドラーメン4ブランドに寄せられた口コミ4万424件を対象に行いました。
- 幸楽苑(株式会社幸楽苑):350店舗
- 来来亭(株式会社来来亭):246店舗
- ラーメン山岡家(株式会社丸千代山岡家):181店舗
-
ラーメン横綱(株式会社横綱):47店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
1店舗あたりの口コミ数が多いのは「ラーメン山岡家」、平均評価が高いのは「ラーメン横綱」

こちらの散布図では、調査対象4ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数が多いブランドは「ラーメン山岡家」で101.3件、平均評価(★の数)がもっとも高いブランドは「ラーメン横綱」で★3.87でした。
「ラーメン横綱」の口コミに多く寄せられたキーワードでランキングを作成

こちらの表では、「ラーメン横綱」に寄せられた口コミを、「使用回数」「ポジティブ率」「ネガティブ率」の指標でランキング化し、分析しています。
< 使用回数が多いキーワード「ネギ」はこんな文脈で使用されています >
・「ネギ入れ放題でこの価格は大満足」
・「ネギ好きにとってネギ入れ放題は最高のサービス」
< ポジティブ率が高いキーワード「価格」はこんな文脈で使用されています >
・「他のラーメンチェーンよりお手頃価格なのが魅力」
・「全体的に価格設定が低めで、コストパフォーマンスがいい」
< ネガティブ率が高いキーワード「残念」はこんな文脈で使用されています >
・「チャーシューがパサパサで味が薄く残念だった」
・「入れ放題のネギがなくなっていて残念」
「ラーメン横綱」の口コミの20件に1件が外国語

こちらのグラフでは、調査対象4ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を示しています。
もっとも外国語口コミ比率が高いブランドは「ラーメン横綱」で5.4%、他3ブランドでは2%台にとどまっています。
「幸楽苑」の口コミ評価、外国語が日本語を1.04ptリード

4ブランドすべてで、外国語評価が日本語評価を上回る結果となりました。なかでも「幸楽苑」は1.04pt差と、もっとも大きな開きが見られました。
レポートでは他にも、外国語口コミの言語割合や外国語の口コミを集めるメリットなどについて紹介しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年6月1日〜2025年4月30日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:4万424件
【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
今回は「ホテル内レストランのお悩み解決編」として、レストランの認知向上と衝動来店につなげるためのGoogleマップ活用法を解説します。
ホテル内レストランでは、
- 「宿泊者以外の集客が難しい」
- 「メディアや広告に頼らざるを得ない」
といった課題の声を多く耳にします。
宿泊者以外の利用を広げていくためには、レストランを利用者が見つけやすくし、検索から来店までの導線を整えることが重要です。
本セミナーでは、宿泊業界のデジタルマーケティングに特化したキャリアを持つエキスパートの徳永が、Googleマップを活用してお客様の衝動来店を促すための実践的なポイントをわかりやすくご紹介します。
<セミナーのポイント>
- ホテル内レストランが取り組むべき課題を整理できる!
- “衝動来店”を促すGoogleマップの実践的な工夫が学べる!
-
宿泊業界のデジタルマーケティングに精通したエキスパートに直接質問できる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【9/18開催】ホテルトレンドLIVE! Vol.3 〜ホテル内レストランのお悩み解決編〜
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年9月前編】PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に9月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→PayPayが中国「WeChat Pay」と連携 / 観光庁予算要求814億円、人手不足対策などの予算増 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年9月前編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!