京都市産業観光局観光MICE推進室は6月11日、2024年の京都市における観光客の動向に関する調査結果をまとめた「令和6(2024)年 京都観光総合調査結果」を発表しました。
資料によると、外国人観光客数や外国人宿泊数などで過去最高を更新したことが明らかになりました。
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京都市、2024年の観光客動向を発表
京都市産業観光局観光MICE推進室は、2024年の京都市における観光客の動向などについて、2024年1月から12月までの調査結果を取りまとめ、発表しました。
外国人観光客数・宿泊客数が過去最高に
2024年に京都市を訪れた観光客数は5,606万人で、過去最高の2015年と概ね同水準となりました。そのうち、外国人観光客は1,088万人(前年比53.5%増)となり、過去最高を記録しました。
また、宿泊客数(実人数)においても1,630万人(同10.5%増)で過去最高を更新。さらに外国人宿泊客数も、821万人(同53.2%増)となり過去最高を記録しました。
観光消費額・経済波及効果でも過去最高を更新
同資料によると、観光消費額と経済波及効果においても、過去最高を更新したことがわかりました。
観光消費額は、1兆9,075億円(前年比24.1%増)、経済波及効果は2兆989億円(同23.4%増)となっており、いずれも過去最高を記録した2023年からさらに記録を伸ばしました。
京都観光の総合満足度、外国人観光客は97.2%
同資料では、満足度調査の結果についても公表されました。
京都観光の満足度では、日本人が94.6%、外国人は97.2%となり、外国人が日本人の満足度を上回る結果となりました。また、97.4%の外国人が「親しい人に京都観光を勧めたい」と回答しています。
一方で、京都観光において「残念なことがあった」と回答した外国人観光客の割合は19.4%で、特に以下の3つの項目が多く挙がりました。
- 混雑(23.0%)
- 公共交通機関(18.0%)
- 時間が足りなかった(10.7%)
また実態調査では、外国人の京都への訪問回数は「初めて」が75.9%、「2回以上」が24.1%となり、市内での宿泊日数については、68.6%が「3泊以上」であることが明らかになっています。
外国人の市内でのキャッシュレス決済の利用は、「利用した」が92.9%と大多数を占める結果となりました。
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外国人観光客の75.5%が「地域を思いやって行動」
続いて、持続可能な観光に対する意向調査では、「訪問先の地域の生活を守りながら観光をしたい」と考えている外国人観光客の割合が60.6%となりました。
また「訪問先の地域を思いやる行動を取った」外国人観光客の割合が75.5%となり、具体的な内容として、以下の内容が挙げられました。
- 観光地・地元生活者への配慮(28.1%)
- マナーを守る(20.2%)
- 敬意を払う・礼儀正しくする(17.5%)
訪問中に地域の人と交流した外国人観光客の割合は59.8%となり、日本人の47.2%を上回りました。
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<参照>
京都市産業観光局観光MICE推進室:令和6(2024)年 京都観光総合調査の結果
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