デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」を運営するAgoda Company Pte. Ltd.は、日本国内で開催される芸術祭のうち、旅行者の関心が高まっているイベント3選を発表しました。
2025年は地方都市での芸術祭開催や新たな美術館の開業が相次ぎ、台湾や韓国、香港などを中心に「アートツーリズム」への関心が一層高まることが見込まれます。
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アゴダ、2025年注目の日本の芸術祭3選を発表
Agoda Company Pte. Ltd.は、アゴダ上での2024年4月および2025年4月の宿泊検索データをもとに、3つの芸術祭をピックアップしました。
2025年は各都市での芸術祭開催をきっかけとして、地域の宿泊施設検索数が増加する傾向が見られ、都市観光とアート鑑賞を組み合わせた旅のスタイルが新たなトレンドとして広がりを見せています。
1. 瀬戸内国際芸術祭2025(高松)
3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭は、春・夏・秋の3シーズンに分かれて実施され、瀬戸内海に点在する島々を舞台として展開されます。
ベネッセアートサイト直島との連携により、地中美術館や家プロジェクトなどが国際的にも高く評価されており、自然景観と文化体験を同時に楽しめる「島旅型観光」として人気が高まっています。
訪日旅行者の出身国上位5か国は、韓国、香港、台湾、中国、そしてアメリカとなっています。
2. Study:大阪関西国際芸術祭 2025 (大阪)
「Study:大阪関西国際芸術祭」は大阪を舞台に開催され、都市空間や企業とのコラボレーションを通じ、マーケットとしてのアートの可能性を探求する関西発の実験的な芸術祭です。
「Study=学び」の視点を持つ次世代アートの発信地として注目を集めており、特に台湾や韓国、香港、中国の旅行者からは、アクセスの良さに加えてアートマーケットや現代アートへの関心が高い層からの支持が高いと考えられます。
訪日旅行者の出身国の上位5か国は、台湾、韓国、中国、香港、タイとなっています。
3. 直島新美術館(2025年5月31日開館)
2025年5月31日に開館した直島新美術館は、ベネッセアートサイト直島の新たな中核施設で、世界的建築ユニットSANAA(西沢立衛氏)が設計を手がけました。
特にアジアからの注目が高く、訪日旅行者の出身国の上位5か国は、台湾、中国、韓国、アメリカ、香港となっています。
瀬戸内の自然と調和する美術館建築と体験型アートの融合によって、再び直島の注目が高まっています。
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<参照>
Agoda International Japan 株式会社:アゴダ、2025年注目の 国内開催 芸術祭 3選を発表
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
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→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月前編】最新の「観光白書」公開!インバウンドに関わる政策の変更点を徹底解説 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
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※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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