【連載:マーケティング用語・施策の基礎解説】 |
※本記事は、2022年2月28日に掲載した記事を一部修正の上、再掲しています。
Googleビジネスプロフィールでは、店舗の内観や外観、商品など、設定されたカテゴリに応じた写真を掲載することができます。
ビジネス情報に掲載される写真は集客に非常に重要な要素ですが、期間限定の商品やサービスについての写真については一定の注意が必要です。
そこで本記事では、Googleビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパートの永山卓也氏監修のもと、期間限定の商品やサービスについての写真の取り扱いにおける注意点について解説します。
<プロフィール>
永山卓也 - Googleビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパート/「口コミコム」テクニカルアドバイザー&「訪日ラボ」アドバイザー
ローカルビジネスコンサルティング、店舗マネジメント業を行い、 デジタル、アナログ両面で小売・飲食・宿泊業、観光業に豊富な経験。各都道府県の地方自治体、地域団体などを中心にセミナー、講演実績多数。観光庁 インバウンドの地方誘客促進のための専門家。Googleビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパート。Google Maps, Google広告プロダクトエキスパート。東京観光財団 観光おもてなしアドバイザー。株式会社movが運営するお客様の声のDXサービス「口コミコム」テクニカルアドバイザー&インバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」アドバイザー。
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Googleビジネスプロフィールの古い写真は削除すべき?
最近、ある程度最新の写真は考慮され、表示機会が多くなっています。そのため、削除せず新しい写真を投稿し続けるというやり方でも、ある程度問題発生を防げます。
ただし、これも写真自体が生む良い影響と悪い影響を考慮すべきで、誤解やクレームを生むなどマイナスな影響が大きいものは削除したほうがよいでしょう。
期間限定の商品・サービスに関する写真は要注意
では、誤解やクレームを生むなどのマイナス影響を及ぼす可能性がある写真というのは、どういったものなのでしょうか。
これについては以前公開した記事「店舗集客を強化!Googleビジネスプロフィールを『情報整理』してみよう」の記事でも解説していますが、特に期間限定の商品・サービスにまつわる写真がポイントになります。
季節限定や期間限定で取り扱っているものは、そのまま掲載されていると「今取り扱っていないもの」を掲載していることになるので、そのままでは誤解を招く可能性もあります。
ただし、こういった写真は削除だけすればいいのかというと、少し違います。シーズン前から「どのようなメニューを取り扱っているかを事前に確認する」というような検索意図もあるため、そのまま削除するのではなく、その写真に画像編集アプリなどを用いて画面隅に「この商品は夏季限定になります」と言った文字を加え、再度アップロードしておくといいでしょう。
ただし写真の中心部分に画像編集でテキストを入れることはポリシーに抵触してしまいます。ヘルプに書かれている「テキストは画面隅に10%ルール」があることに気をつけて編集、投稿して下さい。
<参照>
マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー ヘルプ:各フォーマットに適用される要件
さらに写真の編集でいうと、料理や商品、イベント写真だけではなく、宿泊施設であれば「どのグレードのお部屋の写真なのか」であるとか、施術サービスであれば「どのプランの写真なのか」などの説明があれば非常にわかりやすくできます。手間にはなりますが、写真一覧から検索者が得られる情報が豊富になります。
もしこれから写真を投稿する際に余裕があるならば、説明文を写真の隅に入れておくことで、そのまま掲載しておけるケースも多いため、オススメします。
関連記事:Googleビジネスプロフィールの写真の順番を変えるには?2つの対処法を解説
写真を消すことで順位に悪影響はあるのか?
写真が減るといわゆる俗に言う「ローカルSEO・MEO」、つまりローカル検索での表示に対する悪影響があるのではと考える方もいるかと思います。
テキストを含む「投稿」の場合は、「ローカルSEO・MEO」で言うところの「キーワード施策」、つまりキーワードとの関連性を高めて検索に引っかかりやすくするという施策に大きく影響するため原則残しておくようにします。
一方、写真の充実度も順位に関わる可能性はあるものの、それを1枚消すことで大きく「上位表示」に影響があるわけではありません。写真1枚の検索への影響よりも、現場でのクレームなどを発生させる悪影響のほうが強いため、基本的には削除したほうがいいでしょう。
そして元の写真を削除したら、先述した方法で写真に説明を追加し、再度アップロードしておきます(もちろんこの作業には手間もかかりますし、いったん削除してアップロードするということで、その写真の閲覧実績自体はゼロからになるという面もあるため、費用対効果やリスクを考慮してどのようにするかを考えます)。
余裕があれば、1枚削除したら2枚新しい写真を投稿するくらいの気持ちで取り組むとよいでしょう。
ユーザー投稿の写真は消せないことも
ここまではオーナーによる投稿写真について解説してきましたが、写真はユーザーも投稿できます。
このユーザー投稿写真に期間限定のものであったり今は提供していない商品・メニューがあったりする場合もあり、その場合はGoogleに削除依頼を出すこともできるのですが、勘違いを招くようなものであってもなかなか消しづらいシステムになっています(Googleに承認されない場合があるためです。古い商品・メニュー等であっても、一度は店舗に存在していたということで「正しい情報」だと認識してしまうことがあるようです)。
やはり説明文を追加したオーナーによる写真での補足説明を投稿し、情報の更新性を担保することが重要です。
以上、「Googleビジネスプロフィールの古い写真は削除すべきなのか?」という内容について解説しました。写真については最新のものがある程度優先的に表示されるため、削除せず新しい写真を投稿し続けるというやり方でも、ある程度問題発生を防げます。
しかし1枚消す程度であれば順位に大きな影響はないと考えられるため、クレームを発生させるなどの悪影響を生んでいる写真であれば削除してもよいでしょう。
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