東海旅客鉄道株式会社（JR東海）は7月29日、2025年度第1四半期（4〜6月期）連結決算を発表しました。
旺盛なインバウンド需要や大阪・関西万博の効果が追い風となり、売上高と純利益がこの時期としての過去最高を記録しました。
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JR東海、2025年4月～6月期決算の売上高が過去最高に
JR東海の2025年4月～6月期の連結決算は、売上高が4,782億円（前年同期比9.9%増）、純利益は1,452億円（同21.2%増）となり、いずれもこの時期としての過去最高を記録しました。
運輸収入の内訳をみると、新幹線が3,566億円（同11.8%増）、在来線が265億円（同4.9%増）となっています。
旺盛なインバウンド需要や万博効果などが寄与
JR東海の売上高が過去最高を記録した背景には、訪日外国人客の増加や大阪・関西万博の開催に伴う東海道新幹線および在来線の運輸収入の好調が挙げられます。
同社はインバウンド向けの取り組みとして、国や地域ごとの旅客動向や商品利用の分析を進め、より効果的な宣伝活動を展開しました。また大阪・関西万博に関連した取り組みとして、関西方面の旅行商品を充実させ、沿線の魅力発信にも注力しているとしました。
なお2026年3月までの1年間の業績予想については、売上高は1兆8,650億円、純利益は4,230億円で、これまでの見通しを据え置きました。
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＜参照＞
JR東海：決算短信（2026年3月期）
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