アメリカン・エキスプレスは8月29日、最新の出張トレンド調査「Amex Trendex: Business Travel Edition」を発表しました(グローバルリリースは7月22日)。
同調査では注目の出張先として、半導体産業などの要衝として発展している熊本が選出されました。
なお、調査対象は以下の通りです。
- 米国においてフルタイムで勤務し、過去12か月間に2回以上業務目的で航空機を利用し、出張費を自ら申請している1,005名
- 米国において従業員数が50名以上の企業で、出張に関する意思決定を担うフルタイム勤務者502名
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米国で注目の出張先、日本から「熊本」が選出
アメリカン・エキスプレスが発表した最新の出張トレンドでは、注目の出張先として米国外の3都市、米国内の5都市が選出されました。
米国外の都市*
- 熊本(日本)
- コーク(アイルランド)
- マルメ(スウェーデン)
米国内の都市**
- リッチモンド(バージニア州)
- チャールストン(サウスカロライナ州)
- コロンバス(オハイオ州)
- ボイジー(アイダホ州)
- ニューオーリンズ(ルイジアナ州)
日本からは、熊本が選出されました。熊本は「シリコン・アイランド」と呼ばれ、日本国内における半導体産業の要衝として発展し、200社を超える主要企業が拠点を構えていることが理由として挙げられています。
*米国外の注目の出張先:アメリカン・エキスプレスの法人顧客による航空会社での取引データに基づき、2023年から2024年の12か月間における成長をもとに選定
**米国内の注目の出張先:アメリカン・エキスプレスの法人顧客による米国ホテルでの取引データに基づき、2023年から2024年の12か月間における成長をもとに選定
出張件数は今後維持・増加傾向か
同調査では、今後の出張の動向についても調査が行われました。
米国におけるシニアビジネスリーダーに、今後12か月間における出張について聞いた項目では、9割以上が「現状維持または増加する」と回答しています。
また、「現状維持または増加する」と回答した主な理由は、「クライアントとの時間を維持・増加させるため」(64%)、「新規または追加のビジネス獲得のため」(59%)などが挙げられました。
加えて、出張が重視される背景として、企業の93%が「対面での会議やイベントはビジネスの成長に寄与する」と回答。
出張者の87%は「クライアントとの関係はバーチャル会議よりも対面の方が良好になる」と回答しています。
アメリカン・エキスプレスのグローバルおよび米国大企業部門担当 エグゼクティブ・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネージャー フェルナンド・イラオラ氏は、「米国や世界各地の都市で、ビジネス拡大および出張件数の増加傾向が認められており、出張が各地域の発展にも寄与しています」と述べました。
「出張は仕事の魅力のひとつ」一方で若年層は生産性や健康面に課題を感じる傾向に
出張について、仕事の魅力の1つであると感じている出張者の割合は84%にも上ります。
なかでも、Z世代・ミレニアル世代は88%と高くなっており、一方でX世代・ベビーブーマー世代で78%と、若年層と比べると低いことがわかりました。
ただし、若年層は出張に魅力を感じている一方で、「出張時の生産性」や「ウェルネス」に関する課題を感じる割合が高いことも明らかになりました。
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<参照>
American Express International, Inc.:Amex Trendex: 最新の出張トレンド調査
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