東京都とNTT東日本株式会社は8月27日、「公衆電話ボックスを活用したOpenRoaming対応Wi-Fiの整備・普及啓発等に関する基本協定」を締結しました。
この取り組みでは、公衆電話ボックスのスペースを活用し、今後3年間で主要駅周辺や公園など約1,500か所にWi-Fi環境を整備する予定です。
大規模災害時の通信手段の確保に加え、訪日外国人旅行者をはじめとする利用者の利便性向上にもつなげます。
関連記事:ANA、国際線・国内線で機内Wi-Fiサービスを拡充
訪日ラボのメールマガジン登録はこちら>(無料)東京都とNTT東日本、公衆電話ボックスを活用したWi-Fiの整備・普及啓発等に関する協定を締結
東京都では、令和6年度から令和8年度までの「つながる東京」展開方針・3か年アクションプランに基づいて、災害時やインバウンド等への対応のため、安全で利便性の高い国際規格「OpenRoaming(オープンローミング)」対応の公衆Wi-Fiを都内全域に広げる取り組みを進めています。
今回、NTT東日本株式会社との間で締結された協定は、公衆電話ボックスを有効活用し、Wi-Fi設備の設置や利用促進のための普及啓発を進めることを目的としています。
これにより、大規模災害時の安定した通信手段の確保や、外国人旅行者を含む利用者への利便性向上に寄与することが期待されています。
主要駅周辺や公園等に3年間でWi-Fi約1,500か所整備
本協定に基づき、東京都とNTT東日本は主に以下の取り組みを進めます。
- 公衆電話ボックスを活用し、人が多く集まる主要駅周辺や公園等にWi-Fiを3年間で約1,500か所整備
- 都内全域におけるOpenRoaming対応Wi-Fi利用拡大に向けた普及啓発を展開
- NTT東日本の防災研究所を活用し、通信環境等の災害対応力を強化
整備は、山手線内の主要駅周辺や島しょ地域の一部から開始し、段階的に拡大していきます。これにより、東京都が整備するWi-Fiスポットの数は約3倍の規模となる約3,600か所に増加する見込みです。
なお、東京都が整備するWi-Fiスポットには緑色のステッカーが掲示されており、小池都知事は「災害時はもちろん、日常生活においても多くの方に活用していただきたい」と呼びかけています。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
東京都:NTT東日本株式会社と「公衆電話ボックスを活用したOpenRoaming対応Wi-Fiの整備・普及啓発等に関する基本協定」を締結しました
【9/11開催】実例から学ぶ!店舗とECの露出最大化に向けた小売のためのOMO戦略
デジタルとリアルの垣根がなくなりつつある今、小売企業にとって「店舗とECのつながり方」は売上や顧客体験に直結する重要なテーマとなっています。
本セミナーでは、「Googleサービス × 在庫情報」によって来店とオンライン購入を両立させるmovのOMO戦略と、EC上でもリアルな接客を実現するvisumoのビジュアルマーケティング手法を、実例とともに徹底解説。
OMOの取り組みを“戦略で終わらせない”ために、今すぐ使える具体施策・成功パターンをお届けします。
<セミナーのポイント>
- Googleサービスと在庫情報を連携させた“店舗&EC”への送客手法がわかる!
- ECサイトから店舗への送客を生むコンテンツ設計が学べる!
- 店舗とECをスムーズにつなぐ“OMOの成功パターン”が学べる!
詳しくはこちらをご覧ください。
→【9/11開催】実例から学ぶ!店舗とECの露出最大化に向けた小売のためのOMO戦略
訪日ラボ主催「THE INBOUND DAY 2025」アーカイブ配信中!
訪日ラボを運営する株式会社movが8月5日に開催した、日本最大級のインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」のアーカイブ動画が公開中です。
アーカイブ配信では、元大阪府知事の橋下 徹氏と大阪観光局理事長の溝畑 宏氏による基調講演のほか、脳科学者の茂木 健一郎氏、日本文学研究者のロバート・キャンベル氏、アパグループ 社長兼CEOの元谷 一志氏などの貴重な講演の様子を一挙公開(一部を除く)。
参加できなかった方はもちろん、もう一度議論を見直したい方も、ぜひご覧ください。
【インバウンド情報まとめ 2025年8月後編】訪日客、一部で前年割れも「成長軌道」 / ドンキ運営のPPIH、2035年までに免税売上4,000億円を目指す ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に8月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→訪日客、一部で前年割れも「成長軌道」 / ドンキ運営のPPIH、2035年までに免税売上4,000億円を目指す ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年8月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!