訪日中に「ビール」を飲んだ人は約87% 購入の決め手は「味」や「日本らしさ」(Payke)

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訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke(ペイク)」を運営する株式会社Paykeは9月10日、訪日客を対象とした日本滞在中のアルコール飲料に関するアンケート調査結果を発表しました。

同調査は、2025年7月11日~18日に同社が運営するアプリ「Payke」のユーザーを対象に実施されたものです。

調査結果によると、多くの訪日客が日本滞在中にビールを飲んでおり、なかでも日本らしい商品や限定品などの商品が好まれる傾向にあることがわかりました。

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約87%が訪日中に「ビールを飲んだ」と回答

今回の調査では、「日本滞在中にビールを飲んだか」を聞いた項目では、87.6%が「はい」と回答しました。

▲日本滞在中にビールを飲んだか:Paykeリリースより
▲日本滞在中にビールを飲んだか:Paykeリリースより

また、複数回答形式で日本滞在中に飲んだお酒の種類を聞いた項目では、ビールが最も多くなりました。

国籍別で見ると、韓国ではビール(33.5%)が1位となり、次いでハイボール(20.0%)が人気でした。また、香港もビール(32.2%)を選択する人が多い傾向が見られました。

一方で、台湾日本酒(14.5%)やカクテル(14.1%)の人気が高くなりました。

▲日本滞在中に飲んだお酒の種類について:Paykeリリースより
▲日本滞在中に飲んだお酒の種類について:Paykeリリースより

人気銘柄は「アサヒ」 2商品が同率1位に

訪日中に飲んだビールの中で「特に気に入った銘柄」を聞いた項目では、以下の結果となりました。

  1. アサヒスーパードライ(372名)
  2. アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶(372名)
  3. キリン一番搾り(254名)
  4. サッポロ黒ラベル(174名)
  5. サントリープレミアムモルツ(152名)

アサヒの商品は味に加えて、缶を開けると泡が立つなどのユニークな飲用体験によって、訪日客からの人気を集めていると推察されています。

また、国籍によって好まれる商品に違いが出ており、台湾では定番商品だけでなく、オリオンビールやアサヒ生ビール(通称マルエフ)などが一定の人気を集めています。

▲日本滞在中に飲んだビールの中で特に気に入った銘柄について(台湾):Paykeリリースより
▲日本滞在中に飲んだビールの中で特に気に入った銘柄について(台湾):Paykeリリースより

ビールの情報源は「コンビニ」が多数

「日本のビールをどこで知ったか」を聞いた項目では、「コンビニ」(1,111件)が最も多くなりました。

次いで、「母国でも売っている」(735件)、「SNSInstagramなど)」(639件)、「観光地のポスター」(439件)となり、オンライン・オフラインともに、一定の影響力があることがわかりました。

また、「日本でビールを飲む、または購入する際の決め手」について聞いた項目では、「味の好み」(1,184件)が最も多くなりました。ほかにも「日本らしさ・ローカル感」(807件)、「限定品や季節限定」(606件)などについても、訪日客がビール選びの決め手としていることがわかりました。

▲日本でビールを選ぶ際の決め手について:Paykeリリースより
▲日本でビールを選ぶ際の決め手について:Paykeリリースより

「居酒屋」「ホテル」でお酒を飲む人が多い傾向に

複数回答形式で「どこで日本のビールを飲んだか」を聞いた項目では、以下のような結果となりました。

  1. 居酒屋(952件)
  2. ホテル(934件)
  3. コンビニ(713件)
  4. 観光地の飲食店(688件)
  5. レストラン(675件)
  6. スーパー(310件)
  7. バー(201件)

また、ホテルでビールを飲んだ人に好みのビールを聞いたところ、ホテルでも泡が出る体験を楽しめるアサヒスーパードライ 生ジョッキ缶(319件)が最も人気となりました。

▲ビールを飲んだ場所について:Paykeリリースより
▲ビールを飲んだ場所について:Paykeリリースより

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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