訪日ラボ運営会社の株式会社movが、「口コミコム 」の分析機能を用いて業界別や企業の調査レポートを紹介する本連載(連載はこちら)。
今回は、お茶漬けを提供する飲食店3ブランド(おひつごはん四六時中/こめらく/だし茶漬け えん)に寄せられた口コミを調査しました。
「ブランド別の平均評価(★の数)」や「キーワード分析」に加え、口コミコムの新機能である外国語口コミ分析を用いた「各ブランドの口コミにおける外国語比率と言語内訳」についても分析しています。
業界動向の把握や自店舗の口コミ対策に、ぜひ本レポートをご活用ください。
調査結果(抜粋)
本調査は、お茶漬けを提供する飲食店3ブランドに寄せられた口コミ2,220件を対象に行いました。
- おひつごはん四六時中(株式会社イオンイーハート):97店舗
- こめらく(株式会社ティー・ユー・ビーアソシエイツ):29店舗
- だし茶漬け えん(株式会社ビー・ワイ・オー):28店舗
(※調査対象の店舗はランダムに選出)
ここからは、調査結果の一部を抜粋してお伝えします。調査の全容をご覧になりたい方は、レポートをダウンロードしてご確認ください。
1店舗あたりの口コミ数が最も多いのは「だし茶漬け えん」、平均評価が最も高いのは「こめらく」

こちらの散布図では、調査対象3ブランドの「1店舗あたりの口コミ数」「平均評価(★の数)」を算出しています。
1店舗あたりの口コミ数が最も多いブランドは「だし茶漬け えん」で29.5件、平均評価(★の数)が最も高いブランドは「こめらく」で★4.15でした。
レポートをくわしく見る(無料)キーワード「ご飯」のポジティブ率は3ブランド間で差が見られる結果に

こちらの表では、調査対象3ブランドにおける、「料理」に関連するキーワードに焦点を当て、各キーワードの「1店舗あたりの使用回数」「ポジティブな文脈で使用されている割合」の違いを調査しています。
< キーワード:ご飯 >
キーワード「ご飯」のポジティブ率は「こめらく」とその他2ブランドで差が見られる結果となりました。ネガティブな口コミでは、「ご飯がカチカチ」「ご飯がべちゃべちゃ」など白米の品質に言及するものが多く、ユーザーの満足度が大きく左右されるポイントであることがうかがえます。
< キーワード:サーモン >
「おひつごはん四六時中」ではキーワード「サーモン」のポジティブ率が78%と、他2ブランドよりも低いスコアとなっています。実際の口コミを見てみると「サーモンが生臭く感じた」「サーモンが乾燥していた」といった不満の声が寄せられており、顧客満足度向上の余地がありそうです。
レポートでは他にも、「オペレーション」「接客」「店内」「価格」に関するキーワードについて分析しています。ぜひダウンロードしてご確認ください。
レポートをくわしく見る(無料)「だし茶漬け えん」の口コミの3件に1件以上が外国語

こちらのグラフでは、調査対象3ブランドの口コミにおける「外国語口コミ比率」を示しています。
外国語口コミ比率が最も高いブランドは「だし茶漬け えん」で38.4%、次いで「こめらく」で32.1%でした。
日本語評価と外国語評価の差が最も大きいのは「おひつごはん四六時中」

こちらのグラフでは、調査対象3ブランドの「日本語口コミの平均評価」と「外国語口コミの平均評価」を算出しています。
3ブランドすべてにおいて、外国語評価が日本語評価を上回る結果となりました。評価の差が最も大きいのは「おひつごはん四六時中」で、外国語評価の方が1.17pt高くなっています。
本レポートに関するお問い合わせ:kcom_report_request@mov.am
レポートをくわしく見る(無料)調査の概要
- 口コミ分析対象期間:2024年9月1日〜2025年7月31日
- 対象サイト:Googleマップ
- 口コミ取得数:2,220件
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