「食」を軸に旅行先を選ぶ人が増加 バケーションレンタルの需要も拡大傾向に(Booking.com)

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Booking.com(ブッキングドットコム)は10月10日、アジア太平洋地域(以下、APAC)の旅行者を対象とした「Taste of Home Asia Pacific」調査の結果を発表しました。

APACでは食を軸に旅行先を決める人が増加傾向しており、旅行先でより食を楽しめる宿泊形態として、バケーションレンタルの需要が拡大していることが明らかになりました。

なお同調査は、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシアインド、日本、韓国タイベトナムの18歳以上の成人8,047名を対象に行われました。

バケーションレンタル…いわゆる「貸別荘」と呼ばれるもので、オーナーが使用していない期間に部屋を貸し出すサービスの総称

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97%の旅行者が「旅行中に料理や食習慣を変える」と回答

多様な食やトレンドが旅行者に大きな影響を与えており、料理体験を楽しむ旅行に最適な宿泊形態として「バケーションレンタル」が注目されています。

旅行中に料理や食習慣を変える旅行者は、APACの旅行者で97%(日本:86%)にのぼります。

具体的には以下のような方法で、旅行先で食に関する体験を楽しんでいることがわかりました。

  • 地元の市場を訪れる(APAC:85%、日本:76%)
  • 現地の料理を作る(APAC:34%、日本:21%)
  • 新しい調理器具を試す(APAC:33%、日本:18%)
  • 新しいレシピに挑戦する(APAC:34%、日本:16%)

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バケーションレンタル旅行の特徴

レポートでは、バケーションレンタルにおける料理の特徴についても紹介されました。

バケーションレンタルで料理をする人は、以下のような4つのタイプに分類されるようです。

  • 家族のレシピ(APAC:38%)や心安らぐ料理(APAC:33%)を好むタイプ
  • 新しいレシピや調理法に挑戦することを楽しむタイプ(APAC:34%)
  • より簡単で手早く作れる料理にシフトするタイプ(APAC:42%)
  • キッチンでの腕前を発揮し、共同調理やグループでの料理を好むタイプ(APAC:34%)

地元の食品市場やフードフェスティバル、話題のスーパーマーケットなどを訪れることが旅行体験の一部となっており、「トロリー・ツーリズム(買い物かご観光)」と呼ばれています。この旅行スタイルは、バケーションレンタルの拡大を後押ししています。

ほかにもAPACの旅行者は、お気に入りのスパイスや調理器具が入った、「ポータブル・パントリー(携帯できる食料庫)」を用意し、旅行先でも安心感や利便性を確保しています。旅行先にポータブル・パントリーを持って行くことで、バケーションレンタルのキッチンを馴染みのある空間にできるという利点もあるようです。

またインド韓国ベトナムタイインドネシアなどのAPACの旅行者の90%以上が、お気に入りのお菓子やソフトドリンクなどの食関連アイテムを持参していることがわかりました。

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<参照>

Booking.com:ブッキング・ドットコム、アジア太平洋地域の旅行者を対象とした「Taste of Home Asia Pacific」調査の結果を発表

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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