展示会・イベント等を企画・運営するRX Japan株式会社は12月12日、来年2026年12月に開催する新たな展示会「ホスピタリティテックEXPO」の開催発表会を実施しました。

観光・宿泊業に向けて「観光DX・マーケティングEXPO」、そして飲食業界に向けては「飲食業界イノベーションWeek」などを開催してきたRX Japan。これら2つの展示会を1つに統合し、深刻な人手不足やデジタル化の遅れなどに悩まされている「ホスピタリティ産業」の課題解決に繋げます。
発表会では展示会の開催概要を紹介したほか、ゲストによる業界の最新トレンドを把握できる講演も行われました。
※訪日ラボは「ホスピタリティテックEXPO」(旧・観光DX・マーケティングEXPO)の公式メディアパートナーです。
「ホスピタリティテックEXPO」開催の背景と出展エリア
RX Japanは、今回新たに「ホスピタリティテックEXPO」の開催に至った背景として、これまでに開催した展示会の出展社・来場者から多数の要望を受けたことや、マーケットの急拡大・人手不足など解決すべき課題にテクノロジー導入が追いついていない現状を挙げました。
DXツールをはじめとした数多くのサービス・ソリューションの出展を想定し、以下5つの出展エリアを設けます。
- 観光DXフェア:観光MaaSソリューション、地域CRM、観光コンテンツ配信など、自治体・観光協会・観光施設などを対象としたサービスが出展するエリア
- 宿泊DXフェア:PMS、スマートチェックイン、宿泊レビュー管理ツールなど、ホテル・旅館を対象としたサービスが出展するエリア
- 飲食DXフェア:POSレジシステム、モバイルオーダー、配膳ロボットなど、飲食店を対象としたサービスが出展するエリア
- ホスピタリティマネジメントゾーン:シフト・勤怠管理システム、予約・在庫管理システム、顧客管理・CRMなど、広くホスピタリティ産業を対象としたサービスが出展するエリア
- 人手不足・インバウンド対策ゾーン:多言語対応ツール、インバウンドマーケティングなど人手不足やインバウンド対策に特化したサービスが出展するエリア


来場者数は1万名を目指しており、過去来場者や他の展示会来場者への告知、Web・SNS広告、さらには各業界に特化した情報を届けるカンファレンスの充実などの取り組みを実施するということです。

発表会では宿泊業界・飲食業界の第一線で活躍するゲストの講演も
開催発表会内のゲストスピーチでは、ホテル業界のキーパーソンとして株式会社ホテル三日月 代表取締役社長CEO 滿間信樹氏が登壇。
滿間氏は、宿泊業界において日本ほど商談の場が少ない国はないと指摘。開催発表会に集まったホテル・旅館へ営業したい出展予定企業に向けては、「(ホテルの)規模によって投資できる範囲が決まる。投資を回収できる価格合理性が重要」など、宿泊事業者の目線で営業の考え方を語りました。

また飲食業界からは、株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研所長 田中直樹氏が登壇。田中氏によると、消費者側のデジタルツールの受容率は年々上がっており、特に注文・会計などの場面ではデジタルでも遜色ないとの認識が高まる一方で、飲食店側の導入障壁は依然高い状況だといいます。
飲食店にとってデジタルツールは「本当にちゃんと使えるかが心配」であることから、活用に向けた伴走や成功体験の醸成が導入意欲の活性化に繋がると指摘しました。

出展申し込み受付中!お申し込みはお早めに
以上、「ホスピタリティテックEXPO」開催発表会の取材レポートをお届けしました。
「ホスピタリティテックEXPO」の出展資料は、公式サイトから取り寄せることが可能です。
出展およびブース位置は先着順のため、お早めのお申し込みをおすすめします。
詳細は主催のRX Japanへお問い合わせください。
「ホスピタリティテックEXPO」開催概要
- 日程:2026年12月2日(水)〜4日(金)
- 会場:有明GYM-EX(ジメックス)
- 公式サイト:https://www.hospitality-show.jp/tokyo/ja-jp.html
※本展の開催概要等は2025年12月時点の情報です。
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