【2025年最新】アメリカでよく使われるSNSは?インターネット・SNS事情をまとめて紹介

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アメリカ訪日外国人数・訪日消費額ともに上位に位置しており、日本のインバウンドにとって重要な市場の一つです。

訪日前にSNSを活用して旅行情報を収集する人も多いため、訪日プロモーションにおけるSNSの重要性が高まっています。

そこで本記事では、アメリカにおける最新のインターネット・SNS動向を解説します。

関連記事:【2026年版】アメリカの祝日・連休カレンダーとインバウンド動向

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アメリカのインターネット・SNS基本情報

まず、アメリカのインターネットやSNSの利用状況を見ていきましょう。

2025年11月にDataReportalで発表されたレポートでは、インターネットやSNSアメリカの生活において幅広い層に定着していることがわかりました。

93.1%がインターネットを利用

2025年10月時点で、アメリカでは3億2,400万人がインターネットを利用しており、普及率は93.1%に達しました。

週平均使用時間は43時間23分となっており、多くのアメリカ人がインターネットに時間を費やしていることがわかります。

また、携帯電話でインターネットを利用する人はそのうち94.1%にのぼりました。

▲OVERVIEW OF INTERNET USE:DataReportalより
▲OVERVIEW OF INTERNET USE:DataReportalより

SNSの利用人口は2億5,400万人

次に、SNSの利用状況を見てみましょう。

アメリカでは、2億5,400万のソーシャルメディアユーザーIDが存在し、これは人口の73.0%に相当します。

2024年末から2025年末の1年間で、アメリカのソーシャルメディアユーザーIDは100万人増加(0.4%増)すると予想されています。調査上のユーザーIDの数字が実際の個人を表すとは限りませんが、アメリカのインターネットユーザーの78.4%が少なくとも1つのSNSプラットフォームを利用していることがわかりました。

また、SNSの週平均使用時間は20時間7分でした。

▲OVERVIEW OF INTERNET SOCIAL MEDIA USE:DataReportalより
▲OVERVIEW OF INTERNET SOCIAL MEDIA USE:DataReportalより

【2025年最新】アメリカでよく使われるSNS

アメリカでは、具体的にどのプラットフォームが使われているのでしょうか。

レポートの「SELF-DECLARED PLATFORM USE(ユーザーが利用していると自主回答したプラットフォーム)」のデータをもとに、アメリカで利用されている主要SNSについて解説します。

▲SELF-DECLARED PLATFORM USE:DataReportalより
▲SELF-DECLARED PLATFORM USE:DataReportalより

1. Facebook

DataReportalのデータによると、Facebookは16歳以上の利用者が最も多いSNSとなり、74.1%が月に1回以上使用すると回答しています。

Meta社のデータによると、アメリカにおけるFacebookの広告リーチ数は1億9,800万人で、全人口の56.8%に相当します。また、2025年末時点でアメリカの18歳以上の成人の71.4%がFacebookを利用していたことがわかりました。

2024年末から2025年末までの1年間で、Facebookの潜在的な広告リーチは2.5%増加しました。

Facebookは他のSNSとは異なり実名登録制であるため、口コミが信頼されやすい傾向にあります。アメリカ人向けの訪日プロモーションを検討する際にはぜひ活用したいSNSといえるでしょう。

関連記事:Facebookを使った効果的な集客方法とは?メリット・コツ・広告を解説

2. YouTube

Facebookに続き、回答者の60.6%がYouTubeを利用していると答えました。

アメリカにおけるYouTubeの広告リーチ数は2億5,400万人で、総人口の73.0%に相当します。2024年末から2025年末までの1年間で、潜在的な広告リーチは0.4%増加しました。

観光庁の「インバウンド消費動向調査」では、訪日米国人の旅行出発前に役に立った旅行情報源として、YouTubeを含む動画サイトが1位に挙げられています。YouTubeアメリカ人向けの訪日プロモーションツールとして重要であるといえるでしょう。

関連記事:インバウンド集客にはYouTubeが効果的?動画マーケティングのコツ・メリットを解説

3. Instagram

今回の調査では、回答者の58.2%がInstagramを利用すると答えました。

アメリカにおけるInstagramの広告リーチ数は1億8,200万人で、総人口の52.3%に相当します。2024年末から2025年末までの1年間で、潜在的な広告リーチは9.7%増加しました。広告リーチ数が必ずしもアクティブユーザーを指すわけではありませんが、アメリカにおいてInstagramの利用が拡大傾向にあることがわかります。

旅行に関する情報発信も活発に行われており、訪日プロモーションを検討する際にはぜひチェックしておきたいSNSです。

関連記事:Instagramを利用してインバウンド集客の向上を図るには?7つのポイントを解説

4. Messenger

Instagramに近い利用規模となったのが、Messenger(57.6%)です。

アメリカにおけるMessengerの広告リーチ数は620万人と推計されており、全人口の1.8%に相当します。ただし、Metaの広告ツールでは、多くのMessenger広告フォーマットが現在のアメリカでは利用できないとされているため、実際の利用規模が反映されていない可能性があります。

また、2024年末から2025年末までの1年間で、潜在的な広告リーチは19.2%増加しました。

MessengerはFacebookのメッセージアプリであるため、Facebookの利用率が高いアメリカでは、Messengerも広く普及していると考えられます。

5. TikTok

今回の調査では、回答者の44.5%がTikTokを利用していると答えました。

アメリカにおける18歳以上のTikTokユーザー数は1億5,300万人で、2025年末時点では、広告リーチが18歳以上の成人の55.7%に達しました。2024年末から2025年末までの1年間で、潜在的な広告リーチは11.0%増加しました。

TikTokは、これまでの4つのプラットフォームと比べると利用規模が小さいものの、広告リーチが増加傾向にあることから今後の拡大が見込まれます。

関連記事:AI情報より「人による本物の体験」が重要 YouTube・TikTok・Redditが対談

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<参照>

Digital 2026: The United States Of America

観光庁:インバウンド消費動向調査

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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