海外旅行者のほとんどが訪日経験者であり、リピーターが9割を占める香港。日本政府観光局(JNTO)が発表している訪日外客統計では常に上位に位置し、インバウンド産業にとって重要な市場の一つです。
一方で、2025年は「7月に日本で大災害が起こる」という噂が拡大したことで、香港からの訪日客数は前年と比較して減少傾向になりました。
本記事では、今年公開した記事の中から香港に関連するインバウンドニュース・役立つコラムをまとめました。
2025年 香港ニュースまとめ
今年公開した「香港」に関するインバウンドニュースを振り返ります。
買い物予算は「10万円以上」が6割 台湾人・香港人に調査
株式会社ジーリーメディアグループは、台湾人・香港人向け訪日観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」のユーザーを対象に、日本での買い物について調査を行いました。
調査の結果、次回の日本旅行において、6割以上が買い物のみで「10万円以上」使う予定と回答し、台湾人・香港人の買い物意欲は依然として高いことが明らかになりました。
注力するインバウンド市場「香港」が2位に、DMO・観光協会・都道府県庁対象調査で
国内旅行・訪日旅行に関する調査・研究機関「じゃらんリサーチセンター」は4月9日、「インバウンド市場の注力ターゲット調査2025」の調査結果を発表しました。
同調査は、2024年11月14日から2025年2月7日までの期間に、DMO・観光協会・都道府県庁を対象に行われたものです。
インバウンド市場の中で「狙っている市場」を聞いた質問では、台湾が84.4%で1位、次いで香港とアメリカがともに58.5%で同率2位、4位が豪州となりました。
メルカリが香港へ進出、日本で出品された商品が直接購入可能に
株式会社メルカリは5月7日、越境取引を通じて香港へ進出すると発表しました。
日本版の「メルカリ」に出品された商品が香港から直接購入可能となるもので、越境取引を通じた進出は台湾に次いで2か所目です。
観光庁村田長官が就任後初会見、香港「予言」動向などに言及
観光庁の村田 茂樹長官は7月16日、就任後初の定例記者会見を実施しました。
「7月に日本で大災害(震災)が起きる」という噂が広まり、特に香港市場を中心に訪日旅行のキャンセルが相次ぎました。6月の香港からの訪日客数は前年同月比33%減となった一方で、「予言の日」とされた7月5日が終わり、旅行が少しずつ再開されているとの報道もあります。
長官は、香港市場を中心とした「予言」の動向について所感を述べました。
「7月5日に大災害」予言、訪日旅行への影響は一時的・限定的との見方
訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke(ペイク)」を運営する株式会社Paykeは8月7日、「7月5日に大地震が起こる」とされた予言に関する訪日客の認知・受け止め方・行動変化に関する多言語意識調査の結果を発表しました。
調査の結果、予言は一定の心理的影響を与えたものの、実際の旅行計画や訪日意欲に及ぼした影響は限定的であることが明らかになりました。また、多くの外国人観光客が日本旅行に強い関心を持ち続けていることが示されました。
@cosme、香港に海外初の旗艦店オープン 海外事業の起点に
日本最大級の美容系総合ポータルサイト「@cosme」を運営する株式会社アイスタイルは12月5日、「@cosme HONG KONG」をオープンしたことを発表しました。
「@cosme HONG KONG」は海外初の旗艦店で、香港の中心地である尖沙咀(チムサーチョイ)に路面店としてオープンしました。
2026年に備える!香港インバウンド対策まとめ
2026年のインバウンド対策にも役立つ記事・レポートを振り返ります。
【2026年版】香港の祝日・連休カレンダーとインバウンド動向
祝日や連休の時期には、多くの香港人観光客が日本を訪れる傾向があるため、香港の祝日を把握しておくことは、インバウンド対策として重要なポイントです。
本記事では、2026年の香港の祝日・連休をまとめて紹介し、香港市場における最新のインバウンド動向についても解説します。
→詳しくはこちら
香港でよく使われるSNSは?インターネット・SNS事情をまとめて紹介
香港人観光客は訪日前にSNSを活用して旅行情報を収集する人も多く、訪日プロモーションにおけるSNSの重要性が高まっています。
そこで本記事では、香港における最新のインターネット・SNS動向を解説します。
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【インバウンド情報まとめ 2025年12月前編】観光庁補正予算、オーバーツーリズム対策など225億円 ほか
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この記事では、主に11月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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