姫路城は、兵庫県の姫路市にある日本の城です。ユネスコの世界遺産にも登録されており、「白鷺城」ともいわれるその美しい外観は訪日外国人観光客にも人気となっています。
姫路城とは?兵庫県に位置する400年以上の歴史を持つ城:日本最初の世界遺産としても有名
姫路城は、兵庫県姫路市に位置するお城です。1993年に日本で初めてのユネスコの世界文化遺産にも登録され、その外観から 「白鷺(しらさぎ)城」 とよばれ親しまれてています。姫路城は、安土・桃山時代に築城され、江戸時代の初期に現在のかたちになりました。築城から400年以上が経った現在でも、築城当時の姿を比較的そのまま残しているといわれており、日本の歴史が感じられる場所として訪日外国人にも人気のスポットとなっています。 姫路城には、姫路駅から神姫バス「大手門前」下車後徒歩5分で訪れられます。また、JR東海道線、山陽電鉄の「姫路駅」から徒歩20分でもたどり着くことができます。入城料は大人1000円、小学生から高校生までの子供は300円です。30名以上の団体の場合、大人は800円、子供は240円になります。
TripAdvisorで9位&平均評価は4.5/5を獲得:訪日外国人は姫路城にどんな感想を持っているのだろうか
TripAdvisorの「外国人に人気の観光スポットランキング 2020」によると姫路城は、日本で9番目に訪日外国人に人気の観光地となっています。TripAdvisor上では5点満点中4.5点の高評価を受けています。姫路城を訪れた訪日外国人はどのような感想を持っているのでしょうか。TripAdvisorの口コミからいくつかピックアップしてみます。
- When talk is Japanese castles, Himeji is definitely part of that conversation and rightfully so. It is among the best preserved monuments and still a breathtaking sight from near or far.
- 口コミ日本語訳
- 日本の城について話す時、姫路は間違いなくその会話の一部であり、それが当然です。それは最も保存状態の良いモニュメントの1つであり、近くからでも遠くからでも息を呑むような光景です。(ドイツ ケルン)
- We went in winter and it was awesome already. Can’t imagine when it’s during cherry blossom.
- 口コミ日本語訳
- 私たちは冬に訪れましたが、既に素晴らしかったです。桜の咲く時期にここを訪れるなんて、想像できません。(シンガポール シンガポール)
- This is the top castle in Japan, the only castle to make it through history still intact accept for some renovations.
- 口コミ日本語訳
- これは日本でトップの城であり、歴史を通して無傷のまま、いくつかの改修を受け入れた唯一の城です。(カナダ トロント)
訪日外国人は姫路城でどのような写真を撮っているのだろうか
2020年10月23日時点でInstagram上で「#himejicastle」とタグが付けられた写真は15万件投稿されています。では、具体的に訪日外国人は姫路城でどのような写真を撮っているのでしょうか。Instagramの投稿で特徴的なものをいくつかご紹介します。
姫路城をバックに記念撮影をする訪日外国人が多数
姫路城を訪れた訪日外国人の多くが、姫路城を背景に記念撮影をするようです。
夜にライトアップされた姫路城を訪れる訪日外国人も
Instagram上には、夜にライトアップされた姫路城を撮影した写真が多くみられます。姫路城では、期間限定で夜間の城のライトアップを実施しており、暗闇に浮かび上がる大きな天守閣が訪日外国人の心をつかむようです。
姫路城ではどのようなインバウンド対策をしているのだろうか/何故インバウンドに人気なのだろうか
TripAdvisor、またInstagramの投稿から姫路城は訪日外国人にとって人気の観光スポットとなっていることが把握できます。姫路城は訪日外国人を誘致・集客するためにどのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか。以下で解説していきます。
公式ウェブサイトは9か国語でインバウンドに情報を発信
姫路城の公式ウェブサイトは、日本語と英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語の9か国語に対応 しています。ウェブ上では、アクセス情報や入城料、イベント情報などの基本情報に加えて、姫路城の歴史や楽しみ方、姫路城を空撮した動画などを外国人に向けて発信しています。 ウェブサイトを多言語化することで、 より多くの訪日外国人に観光スポットの情報を届けられるようになり、観光地の魅力を正しくアピールし、実際に足を運んでもらうことにつながる可能性があります。
城内パンフレットの多言語化やキャッシュレス決済の導入も
姫路城では、公式ウェブサイトだけでなく、城内で配布するパンフレットも多言語に対応しています。対応言語は、英語や中国語だけでなく、ベトナム語やヒンディー語など19言語にわたっており、姫路城を訪れる外国人の使用言語の95%をカバーしています。 また、城内の売店などでは訪日外国人観光客が現金以外でも支払いができるように、クレジットカードや銀聯QRコード決済にも対応しています。