変異株とは、増殖や感染を繰り返す中でその特性が変化していくウイルスで同じウイルスの異体を指します。
新型コロナウイルスをめぐり国立感染症研究所では、リスク度合いに応じて変異株を「懸念すべき変異株(VOC)」「注目すべき変異株(VOI)」「監視下の変異株(VUM)」に分類しています。
新型コロナウイルスの変異株については、2020年末にインドでデルタ株、2021年11月に南アフリカでオミクロン株が確認され、世界各地で感染拡大しています。
大半の変異はウイルスの特性に影響を及ぼすことはほとんど無いですが、一部の変異では、感染・伝播性、重症化リスク、ワクチン・治療薬の効果などに影響を及ぼすことがあります。
近年では、新型コロナウイルスの感染状況を語る文脈で使われることがあります。