出国税と呼ばれることもある通り、日本を出国する国際観光者に対して税を課すもので、国際観光者には日本人だけでなく、訪日外国人も含まれます。
船舶会社や航空会社による特別徴収によって納税される税金で、国際観光者には1回の出国につき1,000円が一律で課税されます。
注意点は出国時に課税されるという点であり、入国時やトランジットなどの一時的な立ち寄りの際には課税されません。
また、船舶や航空機の乗員、2歳未満の幼児、特別な理由による緊急着陸の場合、出国したものの特別な理由により日本へと戻った場合には課税されません。
観光税は、年々増加する訪日外国人旅行者を受け入れる体制を整えるためのインバウンド対策や、インバウンド市場を日本経済の柱として観光立国を目指すための施策に使用されると見られています。