訪日外国人数(訪日外客数)とは訪日外国人が日本に来た人数のことです。特にJNTOや観光庁の発表では、この「訪日外客数」という用語で統一されています。その他メディアでは「訪日外国人旅行者数」や「外国人旅行者数」、「訪日外国人観光客数」などと表記される場合があります。 JNTOをはじめとした政府組織から発表される訪日外客数は、
- 国籍に基づく法務省集計による外国人正規入国者数から
- 日本に居住する外国人(在日外国人)や日本国籍を取得(帰化)した元外国人を除き
- 外国人一時上陸客等を加えて算出
した入国外国人旅行者の人数のことです。このでの「外国人一時上陸客等」とは、いわゆるトランジット客、つまり
- 日本国外から来た飛行機を降りてから、乗り継ぎ便の待ち時間を利用して日本に入国して観光してから、また日本を出国し他の国へ飛び立つ外国人
- 上記の発展として、ストップオーバー(目的地へ向かう途中の乗継ぎ地で24時間以上滞在すること)を利用し数日間日本観光をしてから、他の国へ飛び立つ外国人
のことを指し示します。なお、トランジット客の中でも「日本に入国せずに乗り継ぎ便の搭乗ゲートに移動して他の国へ飛び立つ外国人」は訪日外客数に含まれません。
訪日外国人と訪日外国人観光客の違い
訪日外国人と訪日外国人観光客の違いは、日本に訪れる目的の違いです。訪日外国人は、日本に訪れる目的が観光やビジネス、飛行機での移動での乗り継ぎ目的など、その目的を問わず日本に訪れた外国人全体を意味するのに対し、訪日外国人観光客は、訪日の目的が観光である訪日外国人を指します。特に、ビジネス目的の訪日外国人を増やすには、MICEの積極的な誘致が必要と言われています。