ST-EPとは「Sustainable Tourism-Eliminating Poverty」の略で、「持続可能な観光業による貧困の撲滅」という意味です。
先進国の観光開発のノウハウを途上国に移転し、観光客が途上国内で観光支出を増大させ、貧困軽減に役立てようとする取り組みのことです。
UNWTOによると、ST-EPは7つの要素によって構成されています。
- 貧困層の雇用
- 観光業に必要なサービス、ノウハウの提供
- 現地で観光客へサービスの提供、お土産販売(非課税)
- 小規模コミュニティでの観光企業創業・運営(課税)
- 関税などによる収益を分配
- 観光企業や観光客への無償サポート
- 観光企業の出資により、貧困層に利益を与えるよう他業種を援助する
特に西アジアで取り組まれており、観光業の発展により発展途上国が抱える貧困問題を解決するのが目的です。