居酒屋・バー・ナイトライフはどうやってトリップアドバイザーをインバウンドに活用すべきなのか?
トリップアドバイザーは2000年にアメリカで創業したOTA(オンライントラベルエージェント)です。宿泊施設や観光施設、飲食店などの予約ができるほか、ユーザーの口コミを投稿できる機能も備わっています。
各施設の情報や口コミを確認、旅の計画をし、そのまま予約までトリップアドバイザー内で完結する利便性がメリットです。その規模は世界最大級で、サイト内には860万件もの施設が掲載されています。さらに世界48か国、28言語でサービスを展開しており、ユーザー数は月間4億6,000万人、登録されている口コミ数は8億3,000万件に上ります。
世界中で多くの人が利用していることから、トリップアドバイザーに情報を掲載することで、訪日外国人観光客を取り込みたい宿泊施設や観光施設、レストランにとって、施設の認知度の向上や顧客獲得への期待が高まります。本記事ではトリップアドバイザーに掲載されている施設の中でも居酒屋やバー、ナイトライフに関する事例を紹介します。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >「KURAND SAKE MARKET」のトリップアドバイザー活用事例
事例の一つ目に紹介するのは「KURAND SAKE MARKET」です。KURAND SAKE MARKETは、東京都渋谷区にあるお店で、日本酒テイスティングバーの新しい形を提案しています。その特徴のひとつに料金システムがあります。
30分1,000円、時間無制限飲み放題3,000円というリーズナブルさにもかかわらず、用意されている日本酒は100種類もあり、日本酒以外にもビールや酎ハイ、ソフトドリンクもあります。また自由に好きな日本酒を飲めるよう、お酒の提供方法もセルフサービスでなされていることも特徴です。また料理は店内では、簡単なおつまみ以外の調理は提供されておらず、持ち込みやデリバリーで顧客自身が用意します。
店内に電子レンジや食器、調味料などが用意されているので、家で飲んでいる感覚で気軽に日本酒を楽しめるのも魅力のひとつです。
トリップアドバイザーの店舗ページには、Webサイトや電話番号、メールアドレスが掲載されており、ここから予約もできます。さらにサイトの中部には、東京の観光ツアーが記載されており、日中は観光し夜はこのお店を訪れるといった過ごし方を提案しています。
「新宿ゴールデン街」のトリップアドバイザー活用事例
続いて紹介するのは「新宿ゴールデン街」です。東京都新宿区にあるこのエリアは高層ビルが立ち並ぶ場所ですが、ゴールデン街は昔からある木造の建物が立ち並び、付近とは少し違った雰囲気を楽しめます。
2,000坪ほどの場所に200点もの飲食店が入っており、作家や俳優といった文化人が多く訪れることでも知られていました。文化人が多く訪れていたことから、ゴールデン街をテーマにした小説や映像作品も多いです。
店舗数が多く一見さんお断りの店舗もあるため、初めての人は訪れにくいイメージもあったものの、現在では一見さんでも入れる店舗も増えてきています。その独特な文化から訪日外国人観光客からの注目も集まっており、多くの外国人が訪れるスポットにもなりました。
トリップアドバイザーのスポットページには、ゴールデン街の周辺を訪れるツアーが掲載されていたり、ゴールデン街内の飲食店が紹介されていたりします。また2021年には「トラベラーズチョイス」という、ユーザーからの口コミが一定の評価を獲得している施設に贈られるアワードを獲得しました。このアワードは掲載している施設の10%ほどしか獲得しておらず、ユーザーへのアピールにもつながります。
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