ディスカウントストアはどうやってインバウンドにおいて多言語化・コミュニケーション対応に取り組むべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、ディスカウントストアが多言語化・コミュニケーションによりインバウンド集客する事例が増えています。ディスカウントストアの多言語化・コミュニケーションの成功事例では、効果的にプロモーションを行えています。このページでは、ディスカウントストアのインバウンド対策やインバウンド集客における多言語化・コミュニケーションについて次の3つの事例を取り上げます。
- ディスカウントストア×多言語化・コミュニケーション事例その①:ディスカウント老舗の多慶屋は多言語映像通訳サービスを導入
- ディスカウントストア×多言語化・コミュニケーション事例その②:ドン・キホーテ、SNS上の顧客の声を多言語で収集・分析~インバウンドにも対応を強化
- ディスカウントストア×多言語化・コミュニケーション事例その③:英語・中国語・韓国語・タイ語に対応可能な通訳サービス:株式会社エディオン
ディスカウントストアの多言語化・コミュニケーションによるインバウンド対策やインバウンド集客には、顧客層を広げられるというメリットがあります。訪日外国人は日本語を読めない人がほとんどなので、日本語だけの対応では訪日外国人を取り込むことは難しくなってしまいます。また海外向けにプロモーションを行っても、対応が日本語だけではその効果が薄くなります。多言語化・コミュニケーション対策は訪日外国人対応をする上で必須といってもよいでしょう。
近年の訪日外国人急増を受け、インバウンド対策として多言語化・コミュニケーション対策を真っ先に行ったところも多くありました。しかしその方法はさまざまです。ここでは、ディスカウントストアという業界・業種における多言語化・コミュニケーションによるインバウンド対策事例を見ていきましょう。
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「翻訳業務」の資料を無料でダウンロードする「多言語化表示サービス」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロードするディスカウント老舗の多慶屋は多言語映像通訳サービスを導入
ITX株式会社は2日、株式会社多慶屋へスマートデバイスで利用できる多言語映像通訳サービス「みえる通訳」を提供したと発表しました。食品・雑貨・化粧品・薬品・宝石・ファッション・家電・家具となんでもそろう御徒町の老舗ディスカウントストア・多慶屋。御徒町周辺に9店舗を構え、交通の便も良いため、平日はもちろん雨の日でも訪日外国人で賑わいを見せていると言います。
今回の「みえる通訳」導入の背景は、免税品目拡大に合わせ免税カウンターの増設や外国語の対応スタッフ増員を図ったが、タイ語を話せるスタッフの採用が難しかったこと。「みえる通訳」を各フロアに設置したことで、訪日外国人への迅速な対応が可能に。
みえる通訳は、映像通訳が可能なため、商品や表情を見ながらコミュニケーションが取れます。訪日外国人の中には、希望の商品写真をスタッフに見せて指名買いするケースも多く、写真をモニター越しに見せながら通訳できる点もポイントとなっています。
スタッフ全員が外国語対応できるようにするのは難しいが、みえる通訳を利用すれば、どんなスタッフでも適時適切な対応が可能になります。多慶屋では訪日外国人の「不満」を減らすとともに、直接接客することで感じられる海外の顧客のニーズをくみ取り、サービスに生かしたい考えです。
ドン・キホーテ、SNS上の顧客の声を多言語で収集・分析~インバウンドにも対応を強化
ドン・キホーテは、デジタル・データを活用した顧客満足度向上を目的に、オラクルのソーシャル・メディア管理のクラウド・サービス「Oracle Social Cloud」を採用。利用を開始しました。
具体的には、国内外のポジティブ/ネガティブな投稿の収集を行い、「Oracle Social Cloud」の高精度検索機能により、検索したいキーワード前後で頻繁に使われる単語を判別するというもの。文章との関連性が考慮された検索結果を抽出して分析を行います。また、投稿情報から対応が必要だと判断した際に、カスタマーサービス部門への対応依頼ができるよう、情報の一元管理とワークフローを設定。日々の業務負担を軽減できます。
ドン・キホーテは以前から、Twitter上で顧客の声を収集し、活用してきた。一方で、限られた人員で得られた情報を最大限活用でき、かつ、高精度で、多言語に対応できる仕組みを必要としていました。そこで今回、オラクルのサービスを採用するに至ったと言います。
英語・中国語・韓国語・タイ語に対応可能な通訳サービス:株式会社エディオン
株式会社ビーマップが提供する法人向けの通訳サービス「J-TALK Business」が、株式会社エディオンの運営する家電量販店エディオンの2店舗に、訪日観光客への接客をサポートする通訳ツールとして平成29年1月中旬より導入されることが決定しました。
「J-TALK Business」は、訪日外国人が多く訪れる「エディオン近鉄あべのハルカス店」と「エディオン寺町店」の2店舗に導入され、訪日観光客への円滑な案内をサポートします。
J-TALKは、ご利用者の顔を見ながら対応するのはもちろんの事、ホワイトボード機能など、ご利用者とのコミュニケーションをサポートする機能を充実させており、音声だけでなく視覚的にも伝わりやすいサービスとして、エディオン従業員の接客をサポートいたします。
「J-TALK Business」は、通訳して欲しい言語を選択するだけで、訪日外国人の会話を通訳するというシンプルなサービス。一般的な通訳業務は、音声のみの対応ですが、「J-TALK」では、お客様の顔を見ながら対応するのはもちろんのこと、ホワイトボード機能、地図機能など、お客様へのご案内をサポートする機能が充実しており、音声だけでなく視覚的にも伝わりやすいサービスとして期待されています。 ■対応言語 英語・中国語・韓国語・タイ語