スキー・スノボはどうやってインバウンドにおいて多言語化・コミュニケーション対応に取り組むべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、スキー・スノボが多言語化・コミュニケーションによりインバウンド集客する事例が増えています。スキー・スノボの多言語化・コミュニケーションの成功事例では、効果的にプロモーションを行えています。このページでは、スキー・スノボのインバウンド対策やインバウンド集客における多言語化・コミュニケーションについて次の3つの事例を取り上げます。
- スキー・スノボ×多言語化・コミュニケーション事例その①:GALA湯沢、タイ語通訳付きスキー教室開始
- スキー・スノボ×多言語化・コミュニケーション事例その②:月山スキー場、インバウンド対応強化
- スキー・スノボ×多言語化・コミュニケーション事例その③:世界屈指のスノーリゾートニセコ:各レストランのメニューは数カ国語に翻訳
スキー・スノボの多言語化・コミュニケーションによるインバウンド対策やインバウンド集客には、顧客層を広げられるというメリットがあります。訪日外国人は日本語を読めない人がほとんどなので、日本語だけの対応では訪日外国人を取り込むことは難しくなってしまいます。また海外向けにプロモーションを行っても、対応が日本語だけではその効果が薄くなります。多言語化・コミュニケーション対策は訪日外国人対応をする上で必須といってもよいでしょう。
近年の訪日外国人急増を受け、インバウンド対策として多言語化・コミュニケーション対策を真っ先に行ったところも多くありました。しかしその方法はさまざまです。ここでは、スキー・スノボという業界・業種における多言語化・コミュニケーションによるインバウンド対策事例を見ていきましょう。
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「翻訳業務」の資料を無料でダウンロードする「多言語化表示サービス」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロードするGALA湯沢、タイ語通訳付きスキー教室開始
GALA湯沢スキー場(湯沢町)はタイ語通訳付きのスキー教室を始めた。昨シーズンの外国人利用者のうちタイ人が最も多かったことに対応しました。スキー場の多言語対応を進め、外国人の利用者を呼び込む見込みです。
タイ人向けのスキー教室は1日2回、2時間ずつ実施します。通訳が日本人講師の指示をタイ語に訳し、参加者のヘルメット内に装備された無線スピーカーを通じて伝えるというもの。受講料は1回5500円。同スキー場によると、19日時点の累計利用者数は前年同期に比べ8%増えた。外国人客の増加が一因で、これまでは英語と中国語の通訳が付いた教室を開いていました。
また、GALA湯沢スキー場はガーラ湯沢駅に直結する場所に位置し、上越新幹線で東京から1時間17分で行けるなどアクセスが非常によいことに加えて、初心者から上級者まで様々楽しむことができるゲレンデが設置され、最近では訪日外国人の利用が増えています。そこで、今回の冬営業では訪日外国人向けの新たな施策が打ち出されています。
その施策の一つが、「クワッドリフト(四人乗りのリフトのこと)」を往復で乗車できるようにしたことが挙げられます。これにより、訪日外国人が多人数での利用がしやすくなります。もう一つの施策は、中央エリアのゲレンデに「愛の鐘展望台」を新設したことです。
GALA湯沢スキー場が位置する新潟県湯沢エリアは、日本で有数の豪雪地帯であり、東京から1時間と少しで、東京とは全く別世界の雪景色が展開します。愛の鐘展望台の設置により、スキーだけではなく雪景色も存分に楽しむことができます。普段雪を見ることのない地域からの訪日外国人には、とても楽しい施設になると期待が寄せられています。
月山スキー場、インバウンド対応強化
月山スキー場を運営する月山観光開発(山形県西川町)は訪日外国人(インバウンド)への対応を強化します。無線LAN「Wi―Fi」(ワイファイ)をゲレンデに導入し、多言語対応も進めています。積雪が10メートルに達する豪雪地帯のため今シーズンは28日からオープンするが、7月まで雪を楽しめる珍しさからインバウンドが増えていることに対応します。
現在、リフトのある駅には有線の通信回線が通じていません。雪が本格的に溶け始める6月以降に調査を実施し、条件が整えばリフトの麓側の駅まで回線を敷設。来シーズンからはリフト周辺でスマートフォンなどでインターネットに無料で接続できるようにします。案内表示も英語にアジア圏の言葉も追加する方針です。
Wi―Fiはリフトから下った自社の宿泊施設には導入していたが、ゲレンデでも使いたいとの声が多かった。写真投稿サイトなどで夏でもスキーができることを発信してもらえれば集客につながるとみています。
ここ数年は韓国や台湾などから訪れる人が増え、昨シーズンはスキーができる4~6月の宿泊者の16%をインバウンドが占めた。今後は海外の旅行展示会などで受け入れ体制などについてもPRしていく予定です。
世界屈指のスノーリゾートニセコ:各レストランのメニューは数カ国語に翻訳
日本の最北端の島「北海道」の西側に位置するニセコは、世界でも有 数の“パウダースノー”で知られており、スキーヤーやスノーボーダーに人気があります。
また四季折々違う風情を見せる、ニセコの象徴で もある秀峰「羊蹄山」は蝦夷富士とも呼ばれ、その雄大な姿は訪れる人々を魅了して止みません。大自然が織りなす風景や魅力を求め、ニセコには、世界中から人々が集まって来ます。この大自然を活かした様々な アクティビティも用意されており、世界中の人々がニセコに魅せられる理由の1つでもあります
ニセコには国際的に名のある大型ホテルから、小規模のデザイナーズ ホテル、ペンションやコンドミニアムなど多彩な宿泊施設が軒を連ねており。本格的な国際会議が開催できる会議施設も完備されています。
レストランやカフェなども充実しており各レストランのメニューは英語はもちろんのこと、数カ国語に翻訳されており、煩わしいメニュー選びに悩まされることなく、日本語を読めない訪日外国人も食事を楽しむことができます。
また、ニセコでは、レストランのメニューだけでなく、観光情報など もすべて多言語化されており、言語の問題で悩むことなく、思う存分楽しみ、有意義な時間を過ごすことができます。
大自然を活かしたアクティビティやグルメだけでなく、国立公園と国 定公園に囲まれたニセコには、眺望が素晴らしいゴルフ場、世界有数のスキー場、豊富な泉質の15の温泉、釣り人から人気の尻別川、マウン テンバイクが楽しめる公園、ウォーキングに最適なフットパスコースなど魅力が満載です。